2023-01-01から1年間の記事一覧

本への熱愛をビジネスプランにして輝いた高校生

12/26に神戸市で、兵庫県内の高校生によるビジネスプラン発表会が開催されました。日本政策金融公庫、兵庫県、神戸市が主催し、神戸財務事務所と尼崎商工会議所が後援したイベントです。 登壇したのは武庫荘総合高校、甲南高校、加古川東高校、西宮高校、芦…

不登校児支援に燃える高専女子が5,000件の壁を突破

不登校の子どもたちの居場所を何とかして作りたい。そんな女子高専生の熱い思いが、全国に届きました。 高知工業専門学校の女子学生2人が作ったビジネスプランが、国内最大の高校生ビジコンである日本政策金融公庫のビジネスプラン・グランプリでベスト20に…

南九州の起業家熱を全国に発信する高校生の生プレゼン

12/25(13:00~16:00)に、熊本市くまもと森都心プラザホールで開かれる高校生のビジネスプラン発表会がYouTubeでライブ配信されます。 出場するのは、南九州の高校(熊本市立必由館高校、熊本県立上天草高校、鹿児島修学館高校、宮崎県立日南振徳高校、屋久島…

女性の女性による女性のための高校生ビジコンが盛り上がる

日本政策金融公庫の高校生ビジネスプラン・グランプリのファイナリスト10組が選ばれ、1/7に東京大学で開催される最終審査会に臨むこととなりました(11/29発表)。 高校生の学習支援、地球温暖化対策、ゼロエミッション、インバウンド推進、外国人労働者支援、…

早稲田大学も起業家教育を推進するために高校生ビジコン開催

10/25、早稲田大学が附属校・系列校の高校生を対象にしたビジネスプランコンテストを開催すると発表しました。応募期間は12/6~12で12/19に結果が発表されます。最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞の受賞者には、12/26にSHIBUYA QWSで開催される「高校生がやっ…

5014プランからベスト20が決定した日本公庫の高校生ビジコン

日本政策金融公庫の第11回高校生ビジネスプラン・グランプリのベスト20が決定しました(11月20日発表)。最多応募数5,014件がひしめく激戦を勝ち抜いた堂々たるプランが並びました。 自習場所探し、子どものストレートネック、Jクレジット、バイオ燃料、ヤング…

発達障害児の支援アプリを開発するスタートアップ系女子学生

日本政策金融公庫の高校生ビジコンで受賞した女子学生が、発達障害をもつ子どもの支援に取り組み、スタートアップになろうとしています。 現在、大学3年(休学中)の森本陽加里さんは、自身も発達障害をもち、小学校と中学校で不登校になった経験があります。…

スタートアップ大国となるカギは日本公庫の高校生ビジコン

我が国がスタートアップ大国になる日が近づいている予感がします。 政府は昨年11月に「スタートアップ育成5か年計画」を策定した際、目標として、スタートアップへの投資額(2021年8,200億円)を2027年度に10兆円に拡大することを掲げました。将来的にはユニコ…

高校生が過去最高に熱くなった今年度の日本公庫ビジコン

今年度で11回目を迎えた日本政策金融公庫の高校生ビジネスプラン・グランプリは、応募数が過去最高の5,014件(参加505校)となりました。これだけ多くの高校からプランが応募されるビジコンは他にはありません。国内最大級です。 公庫のビジコンの特徴は、スタ…

SDGsな社会づくりのために完全菜食主義者を支援

持続可能な社会づくりを目指す企業は、その活動も自ずと持続可能になる。そんな教訓を与えてくれる企業が、神戸市でヴィーガンを支援する(株)ブイクックです(日本政策金融公庫総合研究所『調査月報』No.180 P16-19「ヴィーガン生活のインフラをつくる」)。…

自治体が創業支援を進める時に頼りにする政府系金融機関

全国的に人口減少が進む中、地域の大きな課題として認識されているのが、創業支援です。今年の小規模企業白書(Ⅱ-36)でも、自治体が認識する地域課題の1番目(三大都市圏の自治体)と2番目(三大都市圏以外の自治体。1番目は公共交通の縮小)に挙げられてい…

うまくいく創業を果たすために準備しておくこと

創業して成功する確率を高めたいがどうしていいかわからないという方に役立つ情報です。 国内最大の創業支援機関である日本政策金融公庫が行っている調査データを用いて、創業をうまくいかせるために創業予定者は何を備えるべきかを示した研究書が今月、刊行…

統廃合の危機に立つ医療機関に必要なバリューイノベーション

人口減少で患者と医師の不足が同時に進み、地域の医療機関の統廃合が進んでいます。地域住民にとっては、生活の根幹に関わる重大事であり、病院がなくなることで人口流出が進むかもしれない自治体にとっても危機的な事態です。 この問題に対する国の対応は、…

農家民宿で外国人観光客に日本の深みを感じさせる女性起業家

京都府北部の福知山市で農家民宿「ふるま家」を営み、外国人観光客に日本文化を体験してもらう事業に力を注ぐ女性起業家が、沢田さやかさんです。 沢田さんは、2009年に横浜市から福知山市に移住して、2012年に農家民宿を開業しました。移住を決断した理由は…

兵庫県が描くシリ丹バレー構想が狙う地域発イノベーション

兵庫県丹波地域にシリコンバレーのようなシリ丹バレーを創ろうというプロジェクトを2020年度から県が進めています。丹波市、丹波篠山市、丹波市商工会、丹波篠山市商工会、関西学院大学、まちづくり協議会と連携して、地域発イノベーションが次々と起きる地…

警察官がボクシングジムを創業した納得の理由(滋賀県)

警察官が脱サラしてボクシングジムを開業したと聞くと、驚かれる方が多いと思います。「しが草津ボクシングジム」を経営する山田盛生さんは、元警察官です。2018年に創業しました(よろず支援拠点HP「全国の支援事例」)。 山田さんは元々、プロボクサーで…

SDGs未来都市から組子建具の技術を発信する小企業

SDGs未来都市に選定された岡山県真庭市に、伝統的な組子細工の技法で建具を作り、全国に知られる小企業があります。高速道路も走行できる「木製スーパーカー」を2007年に製作し、その技術力を全国に名を広めた(株)佐田建美です。社長は、自身も建具職人…

女性社員比率7割超の寄り添うハートフルなリフォーム会社

女性が社長を務め、かつ従業員の7割超が女性というリフォーム会社が福岡県太宰府市にあるイエノコト(株)です。同社は従業員15人のうち女性が11人を占めます。社長は、建設会社に40年間勤務してきた淀川洋子さんです(日本政策金融公庫総合研究所『調査月報…

ジェンダーギャップ解消に挑戦する小さな世界都市(豊岡市)

6月21日に世界経済フォーラムが発表した日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中125位で過去最低となりました。男女格差の大きさが日本の経済・社会の低迷を招いていると長年、言われながら解決の道筋が見えていない現状です。そんな中で地域を上げてジェン…

看護師の負担をスマホアプリで軽くする女性起業家

長時間労働で苦労する看護師をサポートしたいとの想いで、看護支援のスマホアプリを開発した小企業が(株)OPERe(東京都)です。社長は看護師と病院経営コンサルタントの経験を持つ、澤田優香さんです(日本政策金融公庫総合研究所『調査月報』No.178 P16-19「…

女性特有の健康問題を解決するフェムテックで創業

女性特有の様々な健康問題は、しばらく前まで公に語ることがタブー視されてきました。その後、女性活躍推進の機運が高まり、女性の働きやすさが地域活性化につながる、女性の健康問題を解決することも必要との問題意識が高まり、その分野での起業が目につく…

インナーブランディングで地元に学生を引き留める小企業

滋賀県に3万人いる学生の県外流出を抑えて、地域を元気にしたいとがんばる小企業が(株)いろあわせ(彦根市、2015年創業)です。社長の北川雄士さんは、彦根市出身で、大手広告代理店やITベンチャーでの勤務を経て、Uターンしてきました(関西広域連合HP『スモ…

京北に伝統工芸ビレッジを作る夢を追う木工業ベンチャー

手工芸の技を極めたオリジナル技術「立体組子細工」を使って、豪華な建物の内壁を華麗に飾り立てるのが、京都市にある(株)村山木工です(関西広域連合HP『スモールビジネスの情報発信』)。施工例にはザ・リッツカールトン東京、パレスホテル東京、グランド…

若者のための地方創生を目指す京都のまちづくりベンチャー

自分が生まれ育った故郷・京都府与謝野町に誇りを持ち、元気にしたい。地域活性化の旗振り役になりたいという熱い気持ちをもって、まちづくり会社(株)ローカルフラッグは、2019年に創業しました。社長は濱田祐太さんです(関西広域連合HP『スモールビジネス…

看護・介護用シミュレーターで訪問看護を支援する小企業

看護・介護の人手は慢性的に不足するとともに、その人材育成も大きな課題となっています。その課題に挑戦し、看護・介護に携わる人が喀痰吸引・経管栄養注入を練習できるシミュレーター「メディトレくん」を製造販売するのが、神戸市の(株)ナースあい(2013…

薬局をDX化するAIアプリを提供するスモールビジネス

AIにより処方箋入力や薬剤監査を機械化して薬剤師の作業を軽減し、接客に集中することで、経営効率を向上させる「京都の薬局プロジェクト」を推進するのが、京都にあるスモールビジネス(株)Geek Guildです。花村慎介さんと尾藤美紀さんが2018年に立ち上げ…

世界目線で社会をよくする若者を育てるオンライン国際交流

「世界共同で社会問題の解決に向けて働きかけ続ける未来をつくる」という理念を掲げ、オンライン国際交流授業を行うスモールビジネスが、神戸市にある(株)With The Worldです。五十嵐駿太さんが2018年に立ち上げました(関西広域連合HP『スモールビジネスの…

元気なスモールビジネスモデルの情報を発信する関西広域連合

東京一極集中の是正を目指して活動する関西広域連合(構成団体:滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、徳島県、京都市、大阪市、堺市、神戸市)は、スモールビジネスの情報発信にも熱心に取り組んでいます。 「スモールビジネスは、地…

日本初!縮充戦略アドバイザーを置いた兵庫県佐用町

今年4月、兵庫県佐用町は、新たなまちづくりを専門で行うポスト「縮充戦略アドバイザー」を設置し、まちづくりシンクタンクRoofの佐伯亮太代表を任命しました(5/31神戸新聞NEXT)。 人口や税収が縮小しても住民の生活を充実させる「縮充」を実現するために…

知られざる創業エコシステムが藤井聡太名人の地元にあった

今月1日に将棋の史上最年少名人となった藤井聡太さんの地元、愛知県瀬戸市には、創業を次々と生み出すコミュニティがあります。 2008年からスタートした「せと・しごと塾」は、市役所、商工会議所、大学、地元企業、金融機関などが協力して創業者を支援する…