2014-01-01から1年間の記事一覧

創業に必要な経営者の資質

せっかく創業したのに事業がうまくいかない。そうした残念な事態に陥る創業者は少なくありません。創業支援機関の方に話をうかがうと、経営者としての資質が欠けていたといわれるケースがほとんどです。企業は人なり、経営も人なり。結局は、経営者の能力が…

こうほうえんが日本経営品質賞を受賞(境港市)

今朝の中海テレビニュースで知りましたが、境港市の社会福祉法人こうほうえんが、2014年度日本経営品質賞(大規模部門)を受賞しました(11月17日)。中国地域では初めての受賞だそうです。 全国に130事業所を展開する介護サービス業で、個の尊厳を根底にし…

境港で妖怪ようかん発売

今年は妖怪ウォッチの当たり年でしたが、妖怪の本場は「水木しげるロード」のある境港市です。その境港で12月17日から「一反木綿」をあしらった羊羹が発売されました。商品名は「境港羊羹」です。昨年、米子に工場を進出させた「源吉兆庵」が創る本格派の羊…

鳥取・松江市で小出トーク炸裂

12月17日、鳥取市と松江市で、カリスマ起業支援家の小出宗昭氏(富士市産業支援センターf-Bizセンター長)による講演が行われました。聴講者は地域金融機関職員を中心とした中小企業支援者です。 「地域を元気にするためには、金融機関がコンサルティング機…

ビューティタウン米子を支える大山の豆腐メーカー(伯耆町)

米子市は、美人あふれるまちとして知られています。大山、中海、皆生温泉、おいしい空気や水や食材、落ち着いた昭和の町並み、優しい人柄などが女性たちの美を育んできたわけですが、その陰には美容に効く食品を製造し、提供してきた方々の存在もあります。 …

創業準備のチェックポイント

創業してうまくいくかどうかは、創業前の準備状況にかかっています。我が国最大の創業支援機関である日本政策金融公庫が発行する「創業の手引」には、創業準備のチェックポイントが掲載されています(この手引は年間18万部、無償で発行されている隠れたベス…

創業支援を公的機関が行う理由

創業支援は民間の事業者(コンサルタントや金融機関)に任せて、政府は規制緩和などの競争促進策を取るべきではないか。こうした意見が一部の経済学者に見られます。しかし、創業支援は公的機関が引き受けるべきだと思います。 創業支援は、手間と時間がかか…

500万人が利用した教育ローン

子供の進学などの費用がたくさんかかる時、資金をどこから調達しようかと悩まれる親御さんは多いと思います。そんな時に頼りになるのが、日本政策金融公庫が取り扱っている「国の教育ローン」です。 融資額はお子様一人あたり350万円(海外留学は450万円)ま…

『家族はなぜうまくいかないのか』(by中島隆信)

鳥取県県政アドバイザーの中島隆信慶應義塾大学教授が12月1日、『家族はなぜうまくいかないのか』(祥伝社新書)を刊行されました。恋人、夫婦、親子、祖父母と孫といった家族関係のあり方を、経済学者が社会学、法学、心理学などの知見も動員して論じた好著…

元看護師による病児シッター(米子市)

働く女性にとって、子供が病気になることは大変な負担です。その負担をサポートする病児シッターを派遣するサービスを、米子市の女性起業家が始めました。「わたしの看護婦さん」を経営する神戸貴子さんです。 神戸さんは、元看護師の女性たちを集めて病児シ…

中海圏域の産業見学ツアー(米子・境港・松江・安来市)

11月19日、米子・境港・松江・安来市の4商工会議所が共催する2014年産業見学ツアーが開催されました。地元企業や行政から40名の参加者を募り、米子・境港・松江・安来市の元気な企業を見学して回るものです。 見学先は(株)ゴール米子工場、(株)海産物のきむ…

金融機関職員向けの売上増支援講習会(米子市)

11月18日、米子商工会議所で、地域の金融機関職員等約40名を集めて「企業の売上増支援講習会」が開かれました。(独)中小企業基盤整備機構の主催で、講師も機構のプロジェクトマネージャーが務めました。 金融機関のコンサルティング機能の向上を目的として、…

年末年始の事業資金は早めの相談を

年末年始は金融機関への資金相談が増えて立て込むため、資金調達に思いのほか時間がかかります。政府系金融機関の日本政策金融公庫でも、申込から融資までには1ヵ月はかかります。早めのご相談をお勧めします。 資金調達コンサルタントで日本公庫OBの上野…

鳥取県立図書館がNHK「サキどり」に登場

11月9日のNHK「サキどり」で、鳥取県立図書館のビジネス支援の取組が報道されました。家庭用の生ごみ処理機を開発したけれどなかなか売れないで悩んでいた親子を、県立図書館の司書がさまざまな情報サポートをする様子などが紹介されました。 鳥取県立図書館…

ホープタウンでミニ氷温フェスタ(米子市)

11月8日と9日、米子市のホープタウンで、大山発氷温食品をつくる会主催によるミニ氷温フェスタが開催されました。鳥取県が世界に誇る氷温熟成技術を使って作り上げた地元産の氷温食品を、地域の小企業が出展販売しました。 舶来亭、ながた茶店、はやし食品、…

倉吉でも熱かった小出トーク

11月7日、倉吉未来中心(倉吉市)で、f-Bizの小出宗昭センター長による講演会「売れない悩みをズバリ解決」が開かれました。f-Biz(富士市産業支援センター)は、我が国を代表する中小企業支援機関で、小出センター長は日本一の企業支援家と言われています。…

我が国初 ! 9市町村が共同で創業支援(鳥取県西部)

10月31日、中小企業庁による創業支援事業計画(第3回)の認定がありました。創業支援事業計画とは、地域の自治体が核となり、創業支援に取り組むプロジェクトです。昨年度末からスタートしましたが、今回、鳥取県西部の9市町村(米子市、境港市、日吉津村、…

大人が仕掛ける文化祭(米子映画事変)

悪天候の三連休を楽しく過ごせるイベントといえばこれでしょう。 11月1日〜3日、米子駅前の商店街で第四次米子映画事変が開催されます。ガイナックスシアターと商店街にある4つの会場で、「娘道成寺」「ゆずり葉の頃」「私の男」といったプロが制作した映画…

小出宗昭氏の無料セミナーが開催されます(11/7倉吉市)

日本一の起業支援家として著名な小出宗昭氏(富士市産業支援センター長)の「売れない悩みをズバリ解決!セミナー」が、11月7日(金)に倉吉未来中心で開催されます。参加は無料です(事前申込要)。 小出氏は、よろず支援拠点のモデルとなったf-Biz(富士市産…

ビジネス支援図書館は知恵の宝庫(倉吉市)

10月24日(金)、倉吉交流プラザでビジネスライブラリーフォーラム「6次産業化支援から商品開発・企業経営支援まで」(鳥取県立図書館、倉吉市立図書館主催)が開催されました。 山内道雄氏(海士町長)と竹内利明氏(ビジネス支援図書館推進協議会会長)によ…

世界に発信する氷温フェスタ2014(米子市)

本日、米子コンベンションセンターで、氷温フェスタ2014(第30回氷温研究全国大会)が開催されました。氷温技術の関係者約130名が全国から集まり、氷温技術の活用事例の発表会と展示会が行われました。 最初に、(株)ダイマツ(米子市の水産加工会社)の松江…

『地方消滅』(by増田寛也)

少子化と大都市圏への人口移動の結果、地方にある896の市町村が消滅の危機に瀕している、と日本創生会議の増田寛也座長は言います(増田寛也『地方消滅 東京一極集中が招く人口急減』中公新書)。 20〜30代女性の人口の動きから地域の人口急減を推定したとこ…

小規模企業振興基本計画が決定(中小企業庁)

10月3日、中小企業庁が小規模企業振興基本計画を定めました。 この基本計画では、(1)需要を見据えた経営の促進、(2)新陳代謝の促進、(3)地域経済に資する事業活動の推進、(4)地域ぐるみで総力を挙げた支援体制の整備の4つの目標を設定し、10の重点施策(ビジ…

6町1村をカバーする異業種交流セミナー(江府町)

10月9日、鳥取県江府町で鳥取県西部商工会産業支援センター主催の「ビジネスチャンスの見つけ方と異業種交流セミナー」が開かれました。この異業種交流セミナーは、今年で5回目になります。鳥取県西部(日吉津村、大山町、南部町、伯耆町、江府町、日野町、…

女性起業家大賞優秀賞を受賞(鳥取市)

全国商工会議所女性会連合会の第13回女性起業家大賞優秀賞を、ブリリアントアソシエイツ(株)の福嶋登美子社長(鳥取市)が受賞したと、10月6日の日本海新聞で報じられました。 福嶋社長は、鳥取市内で飲食・観光事業を営んでいます。鳥取県産赤ビーツを使用…

大山どりを提供する本格焼き鳥屋(米子市)

大山どりを食べたら他の鶏肉は食べられない。そう言われるほど、ふっくらジューシーな食感で、肉厚・弾力・旨味豊かな鳥取県の銘柄鳥。県内でも食べられるお店が少ないと地元の人たちに嘆かれていました。そんな鶏肉ファンに朗報です。 10月2日、米子市角盤…

中小サービス業の生産性を上げるには(by冨山和彦)

ローカル経済圏の中核にあるサービス産業において、労働生産性を上げるためのアプローチは「ベストプラクティス・アプローチ」が望ましい、と冨山和彦氏は主張します(冨山和彦『なぜローカル経済から日本は甦るのか』PHP研究所)。 「ベストプラクティス…

地域振興のメイン・イシューは中小サービス業(by冨山和彦)

これからの中小企業のメイン・イシューは、ローカル経済圏でがんばる中小サービス業の問題であると、富山和彦経営共創基盤CEOはいいます(冨山和彦『なぜローカル経済から日本は甦るのか』PHP研究所)。 我が国の企業数の業種別構成比は非製造業が88.9%…

ソーシャルビジネスが若者にブーム(by日本公庫総研)

ソーシャルビジネスが若者の間でブームになっています。20〜30代の若者の約3割が、ソーシャルビジネスで働いてみたいと考えているそうです(日本政策金融公庫総合研究所『ソーシャルビジネス・コミュニティビジネスに関するアンケート』2014年9月)。 社会問…

高齢者用カートで集客力アップ(ホープタウン)

米子市のショッピングセンター「ホープタウン」は、高齢者に買い物を楽しんでもらうために高齢者用のショッピングカートを導入しました(9月17日の日本海新聞)。大山町の光プロジェクトが開発した「楽々カート」は、肘を乗せて使うことで膝にかかる負担を軽…