2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

米子市は飛躍する

2017年公示地価の発表で、米子市の商業地の地価下落率が全国最大と報道されました(3月22日)。昨年1月のやよいデパートの閉店や、駅前再開発による影響で、かつての中心街の衰退が地価に表れた形です。しかし悲観的になるのは早計です。 米子市は、山陰地方…

まちおこしに必要な3段階

まちおこしを図るには、3つの段階が必要です。 まず、まちの住民をまとめるビジョンをつくります。どんなまちにしたいのか、そのビジョンを簡潔なフレーズで表してみるのです。鳥取県西部で例を挙げれば「米子がい〜な!暮らしやすさ日本一(米子市)」「フ…

よなご・マルシェが盛況(米子市)

3月20日、米子市のホープタウンで地場産食の博覧会「よなご・マルシェ」が開催され、2,000人の家族連れでにぎわいました。 マルシェストリートでは、日南物産の各種野菜、当たり前田カレーの名物カレー、ブーランジュリ ル リアンの創作パン、食堂海の声の油…

若者流出にまつわる誤解(鳥取県)

鳥取県では若者の県外流出が深刻化しており、重要な政策課題となっていると言われます。ここには大きな誤解が二つあります。 一つは「若者の県外流出が増えている」との見方です。少子化が進んでいますから、それはありえません。鳥取県人口移動調査をみると…

鳥取県の人口減少は止められる

鳥取県が2016年の人口移動調査を発表し、自然減(出生よりも死亡が多い現象)が2,916人と過去最大となったことがマスコミで大きく報道されました。しかし、これは大事な点を見落としています。それは県外転出者数が1955年以降で最少(11,312人)となったこと…

産業振興と経営支援の発表大会(鳥取県)

3月8日、鳥取県琴浦町で第17回鳥取県商工会経営支援発表大会が開催されました。毎年行われる商工会の産業振興と経営支援の事例発表会です。産業振興では、北栄町商工会、鳥取市南商工会、米子日吉津商工会が、経営支援では、西部商工会産業支援センター、中…

島根電工(株)にみる人材育成の重要性(by荒木恭司)

人材育成の重要性を平易な熱い言葉で説いている島根電工(株)の荒木社長の著書を読むと、中小企業の苦境を救うのはやはり人材育成なのだと感じます(荒木恭司『「不思議な会社」に不思議なんてない』あさ出版)。 構造不況に陥っている建設業界にあって、大型…

縮充教育のモデルとなりうる鳥取県

日本の学校教育に不足しているものは、チームワーク・失敗の乗り越え方・差別化を教えることです。 人口減少が進むこれからは、縮充を目指して節約と助け合いの精神が社会の基本理念となります。そうした社会を生き抜ける人材は、チームの中で巧みに振る舞い…

学校教育にほしい『差別化』の教え

いじめ問題が世間を騒がせる昨今、学校教育で「ビジネスにおける『差別化』を教えるべき」という意見は暴論と思われるかもしれません。しかし、その必要性はあります。 現在はデフレ経済と言われますが、なぜ商品やサービスの価格が下がっていくかといえば、…

米子市の生産性を今以上に上げるには

国が無料で提供しているビッグデータ分析のためのツールにRESAS(地域経済分析システム)があります。これを使えば個人でも地域経済の分析を簡単に行うことができます。 RESASで鳥取県内の労働生産性の市町村ランキングを取ってみると、米子市は第6位という…