鳥取県の人口減少は止められる

 鳥取県2016年の人口移動調査を発表し、自然減(出生よりも死亡が多い現象)が2,916人と過去最大となったことがマスコミで大きく報道されました。しかし、これは大事な点を見落としています。それは県外転出者数が1955年以降で最少(11,312人)となったことです。県の移住促進策も功を奏して、2016年の社会減は1,091人に収まっています。
 鳥取県住みたい田舎日本一に選ばれた鳥取市暮らしやすさ日本一の米子市労働生産性が山陰地方一の境港市を擁し、女性のストレスオフ指数が日本一求人倍率は東京を上回るといった明るい条件が揃っています。これらを積極的にアピールすれば、人口の社会減が社会増に転じる日も遠くありません。社会増に転じれば、それが話題となり、社会増に勢いがついて、自然減をカバーすることも可能です。そこまでいけば鳥取県の人口減少は止まります。
 「人口最少県だからこそ、人口減少を止める可能性が最も大きい」ことを県民が認識して、本気で人口減ストップに取り組むべきだと思います。