2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

中小企業白書が示唆する小企業の意義

今年の中小企業白書は、小企業(小規模事業者)に光を当てて政策の方向性を分析しています。特に興味深いのは、起業・創業の章で、「地域需要創出型」と「グローバル成長型」に分けて企業を考えているところでしょう。ここではグローバルに活躍して成長する…

小企業に注目した今年の中小企業白書

中小企業庁が4月26日に発表した『中小企業白書(2013年版)』は、副題を「自己変革を遂げて躍動する中小企業・小規模事業者」として、小規模事業者にも注目した分析を行っています。定義上、中小企業は小規模事業者を含みますが、その重要性からあえて別立て…

期待される小規模企業基本法の制定

3月19日(火)経済産業省において、全国商工会連合会の会長が経済産業大臣に対して、「小規模企業基本法(仮称)の早期制定」について要望を行いました。経済産業省からは経済産業大臣、中小企業庁長官ほか幹部が出席、全国連顧問である参議院議員が出席、全…

国の創業補助金(第2回)の公募開始

5月22日から、経済産業省が創業者向け補助金の第2回目の公募を始めます。地域需要創造型起業・創業について200万円まで、第二創業については500万円まで補助します。補助率は3分の2です。 東海地方の受付窓口は、静岡県産業振興財団、あいち産業振興機構、…

経済成長の条件は起業件数(by板倉雄一郎)

「経済成長の条件とは、倒産件数の抑制ではなく、起業件数の増加である」と板倉雄一郎社長は言います(板倉雄一郎著『社長復活』PHP研究所)。 経済成長と起業の関係は、どちらを原因とみるかで意見が分かれます。板倉社長は、起業が経済成長をもたらすと…

浜松商工会議所が市長に起業家支援を提言

浜松商工会議所青年部が浜松市長に「浜松市の産業振興と起業家支援」をテーマに政策提言したとのニュースが商工会議所のホームページに9日、掲載されました。 この提言では、政令指定都市で事業開業率が1番高い都市となることを目指すとして、手厚い支援を行…

『社長復活』(by板倉雄一郎)

かつてベンチャー企業家として名をはせた板倉雄一郎さんの新刊『社長復活』(PHP研究所)では、挫折した起業家が再起を図るまでの14年にわたる苦闘の日々が描かれています。 板倉さんは、1991年に電話会議システムを発展させたサービスを提供する(株)ハイ…

高齢者の就労支援ビジネス(静岡県)

静岡県富士市に、高齢者専門の人材派遣会社である(株)高年社60があります。一流ホテルの料理長補助業務、イベントなどのPR活動、機械オペレーター、工事現場の管理監督、研修施設での配膳業務、集金代行業務、洗車、飲食店バックヤードなどで力を発揮して…

バブル期に60歳で起業−アタム技研(名古屋市)

バブル期に60歳でコンサルタント業を起業し、バブル崩壊の荒波を受けながらも、シニア市場向け自社製品の開発で危機を突破した企業。それが名古屋市にあるアタム技研(株)です。 リンナイの専務だった玉田一實氏は1990年にアタム技研(株)を設立し、社長に就き…