2019-01-01から1年間の記事一覧

SDGsのモデルになれる「日本一若いまち」(長久手市)

世界的な運動となっているSDGs(持続可能な開発目標)への取組みは、我が国にも浸透し、行政だけでなく民間企業も率先して取り組んでいます。今後は、取り組んだ結果、どれだけ成果を上げたかが問われるでしょう。持続可能な地域づくりをどのように行い、取…

商店街再起動の拠点となるニシヤマナガヤ(名古屋市)

名古屋市名東区の西山商店街の中に、今年9月、複合施設のニシヤマナガヤがオープンしました。2階建ての空き店舗延べ140㎡をリノベーションして、1階には花店(たんぽぽ)、コーヒー店(Story Coffee)、焼菓子店(moegiiro)が、2階には設計事務所(植村康平…

日本がSDGsを実現するために必要なイノベーション

国連が提唱し、世界的な目標となっているSDGsは、限りある地球資源に対して増え続ける世界人口の問題で人類が存続できなくなる危機感に基づいています。17のゴールは、貧困や飢餓を克服しつつ、生産と消費のサイクルが持続する社会をつくることを目指して設…

日本一紅茶がおいしいまちの紅茶フェスティバル(尾張旭市)

11月24日、尾張旭市のスカイワードあさひで、「第8回紅茶フェスティバルin 尾張旭」が開催されました。尾張旭市を展望できるタワーの中で、世界の紅茶バザール、日本の紅茶バザール、紅茶シンポジウム、紅茶セミナー、世界の珍しい紅茶体験、世界の紅茶喫茶…

「せと・しごと塾」の知られざるすごさ

今年7~11月、瀬戸市で恒例の「せと・しごと塾」が開催されました。毎年開催され、今年が12年目となります。いわゆる創業塾ですが、「せと・しごと塾」のレベルの高さは全国でも屈指だと思います。理由は3つあります。 第一に、瀬戸市、瀬戸商工会議所、瀬戸…

SDGsが刺さる「かすがいビジネスフォーラム2019」

11月15、16日、春日井市の総合体育館で尾張地区最大級の商工展「かすがいビジネスフォーラム」(主催:春日井商工会議所)が開催され、112企業が出展しました。 今年で13回目となるイベントですが、今年初めての試みとして出展企業ごとにSDGsの表示が行わ…

日本公庫のマル経融資はSDGsの模範的施策

日本政策金融公庫が行うマル経融資(小規模事業者経営改善資金)は、1973年から開始され46年の歴史を持ちますが、時代の先駆けとも言える融資制度です。 小規模企業向けの事業資金を融資する制度ですが、全国の商工会・商工会議所の審査会で事業性を評価し、…

観光ブランドで引力ある地域をつくる(by岩崎邦彦)

地方創生が2014年に国の政策に掲げられて5年が経ちますが、徐々にトーンダウンしてきました。地方の人口減少を政策課題にして、都会地から女性・若者・高齢者の呼び込みをしようとしたものの、思うような成果が出ないためでしょう。 人口減少は全国的な現象…

ものづくりで上達するには人から好かれること(by小山進)

コヤマロールでロールケーキブームを起こし、パリのショコラコンテストで8年連続最高位を受賞するなどして世界的にも有名なエスコヤマのパティシエ小山進さんは言います。ものづくりの世界で上達していくために必要なのは「好かれること」だと(小山進『あな…

SDGsで取るべき対策の本命は小学生向け起業家教育

2015年の国連サミットで2016~2030年に取り組むSDGs(持続可能な開発目標)が掲げられ、17の国際目標(貧困・飢餓・保健・教育・ジェンダー・水と衛生・エネルギー・成長と雇用・イノベーション・不平等・都市・生産と消費・気候変動・海洋資源・陸上資源・…

『おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』(by正垣泰彦)

需要の縮小と競合の激化で国内の飲食店は厳しい経営状況にあります。どうすれば売れるのか、どうすれば利益が出るのか、どうすれば固定客がつくのか、どうすれば競合を凌げるのか。悩みは尽きません。そんな飲食店経営者に参考にしてほしいのが、(株)サイゼ…

小企業は、どんぶり勘定を見直すと甦る(by立石裕明)

経済センサスによると、2009年~2016年の間に大企業は800社程度減少していますが、小企業は約60万社、6社に1社の割合で純減しています。従業者数が大企業で30万人減、小企業で240万人減という状況も合わせてみると、人口減少に伴う需要の減少、グローバル化…

シェアリングエコノミーで起業支援(名古屋市)

中小企業は他企業等と連携して業績を伸ばすことが必要と、f-Bizの小出センター長が言われていますが、その連携をビジネスにした企業があります。 名古屋市の(株)シェアリングファクトリーは、企業間で製造設備をシェアする仕組みを作って業績を伸ばしている…

縮む時代にこそお笑いだよ!全員集合(by中島隆信)

人口減少時代に突入し、経済成長が頭打ちとなり、実質賃金が低下し続ける今、学校でも職場でも人間関係がギスギスしています。人口や所得が縮小に向かう社会・経済では、人間関係のあり方も否応なしに厳しくなるのでしょう。だからこそ心の豊かさを大切にし…

ウガンダで女性を支援する女性起業家(静岡県)

9月6日のテレビ朝日「報道ステーション」で紹介されましたが、ウガンダの貧困に苦しむ女性たちを助けたいと、2015年に起業した静岡県の女性起業家がいます。(株)RICCI EVERYDAYの仲本千津代表です。 仲本代表は、メガバンクで2年半働いたのち、アフリカの農…

日本最大の「せともの祭」は三つの和が魅力(愛知県瀬戸市)

9月14日と15日、「千年の陶都」瀬戸市で、日本最大の「せともの祭」が開催されました。今年で88回目となります。 名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅から東西に広がる通り沿いに200近いせともの業者が市を開き、各々の商品を所狭しと並べていました。おしゃれなマグカッ…

先進的に伴走型支援する金融機関の創業塾(東春信用金庫)

9月6日、東春信用金庫(小牧市)が「とうしゅん創業塾Ⅸ」を開催すると発表しました。同信金本店で10月12日、19日、26日、11月9日、16日に開催されます(計5回)。 2011年に始まった同信金の創業塾は、今年で9回目となることから「Ⅸ」が付いています。当初か…

小企業の「稼ぐ力」を掘り起こして成果を上げるf-Biz流支援

f-Bizセンター長である小出宗昭氏の新刊『掘り起こせ!中小企業の「稼ぐ力」』(光文社新書)が8月20日に発売されました。地域再生を志す人向けに、地域再生における企業支援の意味、行い方、支援する人材の条件について、多数の実例を引いて具体的に語られ…

トヨタ社長が師事する中小企業経営者(伊那食品工業(株))

トヨタ自動車の豊田章男社長が、憧れの大先輩と呼ぶ中小企業経営者がおられます。伊那食品工業(株)最高顧問の塚越寛氏です。 伊那食品工業(株)は、長野県伊那市にある1958年創業の寒天メーカーですが、1960年から48期連続増収増益を達成して注目を集めました…

愛知県から女性起業家大賞受賞者が(蒲郡市)

愛知県蒲郡市で2012年から高級ドレスのレンタル事業を営む小山絵実さん((株)ミスコンシャス社長)が、全国商工会議所女性会連合会の第18回女性起業家大賞グロース部門最優秀賞を受賞されました(8月1日発表)。 ミスインターナショナルの経歴を持ち「すべて…

せとまちの事業承継・M&Aセミナーが大盛況(瀬戸市)

8月6日、愛知県瀬戸市の瀬戸蔵で事業承継・M&Aセミナーが開催されました。主催は瀬戸信用金庫、瀬戸商工会議所、瀬戸市、日本政策金融公庫名古屋中支店、あいち産業振興機構です。 最初に、木崎海洋行政書士による講演「落語で学ぶ事業承継」があり、落語…

専門家に無料で経営相談できる国営の「よろず支援拠点」

需要の先細りと競合の激化にさらされる小企業経営者にとって、経営のかじ取りをどう行うかはとても悩ましい問題です。誰かに相談したいけれども誰に相談してよいかわからないという方も多いでしょう。そんな悩める小企業経営者にとって力強い味方がいます。…

女性が美しくなる紅茶「美誘茶」が飲めるまち(尾張旭市)

紅茶は、緑茶以上の抗菌作用、虫歯予防作用があることが最近の研究で明らかにされていますが、それ以上に注目すべきは美容への作用でしょう。紅茶に含まれるカテキンの抗酸化作用が体内の活性酸素の働きを抑制し、老化防止、美容効果があると言われています…

景色と紅茶がおしゃれな街「View Tea Town 尾張旭」(愛知県尾張旭市)

名古屋市と瀬戸市の間に位置する尾張旭市は、おいしい紅茶の店が日本一多いまちとして知られています。そのお店のひとつ「TEAS Liyn-an」を営む堀田信幸さんが、「日本紅茶協会認定 おいしい紅茶の店チャンピオンシップ2019」で初代チャンピオンに輝きました…

3万人の社長から学ぶ『社長の一流、二流、三流』(by上野光夫)

先の見えない時代に経営者はどのように意思決定し、行動すればよいのか。多くの中小企業経営者が悩んでいることと思います。そうした悩める社長たちに読んでいただきたい著作が刊行されました。上野光夫さんの『社長の一流、二流、三流』(明日香出版社)で…

『春日井の ゲンバ男子は いかすガイ』(春日井市)

春日井市役所では、製造業のイメージアップを図り、若い世代に対して技術者として働くことに関心を持ってもらうため、製造業の現場で生き生きと活躍している若手技術者を広く紹介するサイト「春日井市 ゲンバ男子」を設けています。 同サイトでは、春日井市…

『春日井は カエル企業で 明日がいい』(春日井市)

愛知県の春日井市役所は、新たな価値を生み出すために不断の努力を続けている企業を「春日井カエル企業」と認めて応援すると発表しました(6月19日)。カエルという言葉を使っているのは、地元出身の書道の大家である小野道風が、柳の木に飛びつこうと繰り返…

7月20日は「中小企業の日」、7月は「中小企業魅力発信月間」制定(経済産業省)

経済産業省の6月14日発表によると、中小企業の意義や魅力などの理解を広めるために、中小企業基本法の公布・施行日である7月20日を「中小企業の日」、7月を「中小企業魅力発信月間」とし、中小企業・小規模事業者の魅力を発信するイベントを官民で実施するこ…

AIで業務改善した大衆食堂(伊勢市)

レジもない食券式の大衆食堂がAIの導入で生まれ変わった事例が、中小企業白書2019(P295)で紹介されています。三重県伊勢市の「(有)ゑびや」です。 1912年創業の同社は、伊勢神宮の前で100年以上にわたり食堂を経営してきましたが、昔ながらの経験と勘に…

「紅茶のおいしい店が数も味も日本一のまち」(尾張旭市)

紅茶に特化したカフェが東京都内に増えたり、台湾のチーズティーが日本に上陸して人気を博したりと、紅茶がブームになりそうな気配がありますが、そうしたブームに先んじて愛知県内には「紅茶のおいしい店が数も味も日本一のまち」があります。名古屋市と瀬…