2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「40歳定年制」は画期的な創業促進策

内閣官房内にある国家戦略室のフロンティア分科会は、2050年においても繁栄する日本を実現する一つの施策として「40歳定年制」の導入を提言しています。これは、労働力の流動性を高めることを目的とした施策ですが、実は創業促進策として非常に有効です。 日…

名著『失敗の本質』が示唆する理念の重要性

1984年に刊行されてベストセラーになった『失敗の本質−日本軍の組織論的研究』が今、再びベストセラーになっています(中公文庫)。ノモンハン事件(1939年)から沖縄戦(1945年)までの日本軍の6つの大敗を分析し、日本軍の組織的な問題点を明らかにした名…

未来工業に見るこれからの中小企業経営

岐阜県にある未来工業(株)は、人口減少時代における中小企業経営の方向性を示しています。 同社は、1965年に設立された住宅設備資材メーカーですが、その経営方針には、大きな特徴が2つあります。従業員満足の追求と製品差別化の徹底です(創業者山田昭男氏…

女性起業大賞選定の決め手は経営者力

11日に放送されたクローズアップ現代「密着!女性起業家1000万コンペ」の内容(全文とダイジェスト動画)がNHKのホームページにアップされています。これは、日本政策投資銀行が主催した女性起業家ビジネスプランコンテスト(優勝賞金1,000万円)の選考過程…

飲食サービス業にもターゲティングと差別化が必要

13日に発表された東京商工リサーチの「飲食業倒産動向」調査では、2012年上半期の倒産件数は、比較可能な1989年以降で過去最高を記録したそうです。飲食業の倒産件数は年々増えており、外食市場の縮小に伴って小零細規模の飲食業者が苦境に立たされていると…

理美容業の消費者意識と経営実態

小企業向け融資を行う日本政策金融公庫は、生活衛生関係営業の事業者へも政策融資(生活衛生融資)を行っています。その生活衛生関係営業のうち、理容業、美容業について、消費者意識調査と経営実態調査を行った結果がホームページに掲載されました。 「利用…

喫茶店経営 西尾張の夢

モーニングサービス発祥の地である一宮市周辺では喫茶店の開業が多い、と本日の中日新聞で大きく報じられました。日本政策金融公庫一宮支店が昨年度に開業資金を融資した先で喫茶店が2番目に多かったそうです。不景気で創業意欲が冷え込んでいる中で、喫茶店…

使える経営情報サイト

ちいさな企業未来会議の取りまとめでは、小企業への知識サポートが重要であると述べられていますが、今は、公的機関のホームページからいろいろと有益な情報を得ることができます。 ここでは代表的なお役立ちサイトを3つ紹介します。 〔J-net21〕 中小企業基…

新創業融資制度と創業関連保証の認知度向上も重要

起業を志す人にとって最も頭が痛いのが資金調達でしょう。一般の方にはなじみがないと思いますが、公的な融資制度が手厚く整備されています。 一つは日本政策金融公庫の創業者向け融資制度です。新規開業資金や女性・若者/シニア起業家資金、新創業融資制度…