2015-01-01から1年間の記事一覧
人口減少を緩やかなものにとどめ、地域の活力を維持していく。これが地方創生の目的ですが、ここで重要なのはバリューイノベーションです。 バリューイノベーションとは、価値観を変えることです。地方で暮らすことに喜びを見出し、都会地から人を呼び込む。…
廃校となった小学校を再生するにはどうしたらよいか。全国でさまざまなアイデアが出されて試行されていますが、まだ正解と呼べるものは出ていないようです。そんな中で、米子市にある米子松蔭高校のビジネス研究部が、注目すべきアイデアをビジネスプランと…
1月19日に鳥取市のビストロ・フライパンで、1月23日に米子市のお好み焼きかどわきで「実践創業セミナー」が開催されます。創業直後の経営者による事例報告、コーディネーターとの意見交換による課題整理と解決方法の検証、参加者同士のグループ討議が行われ…
『日本再興戦略』改訂2015のサブタイトルに生産性革命が謳われたことで、各自治体においても生産性向上に取り組むような動きが起きています。RESAS(地域経済分析システム)を活用してビッグデータを分析し、施策を立てようというところも出てきています。で…
『自転車で暮らせるまち米子』を目指して、米子市が本格的に動き出しました。 米子市が、JR米子駅と大山を結ぶ路線バスを自転車の持ち込みができる「サイクルバス」とするよう年明けに日本交通に提案する方針であると、12月5日、日本海新聞で報道されました…
鳥取県西部にある伯耆町(ほうきちょう)は、2005年に岸本町と溝口町が合併して誕生しました。その際に、由緒ある伯耆国(ほうきのくに)の名を取って伯耆町と名付けられました。 米子市のベッドタウンとして発展し、逆さ大山が見える、蛸舞神事(たこまいし…
創業支援機関の老舗である日本政策金融公庫は3年前から毎年、高校生ビジネスプラン・グランプリを開催しています。今年度は、全国の高校から2,333ものプランの応募がありました。その中で、米子松蔭高校のビジネス研究部が作成したプランがベスト20に入り、…
12月6日(日)に、JR境港駅前通りで「山陰いいものマルシェ」が開催されます。中海・宍道湖・大山圏域市長会、中海・宍道湖・大山ブロック経済協議会、JR西日本、ジェトロ松江、ジェトロ鳥取、山陰中央新報社が主催し、76団体が参加するビッグイベントです。 …
鳥取県の11月の人口が57万人を割り込み、話題になっています。人口減少と高齢化が着実に進んでいます。 止まらない人口減少と高齢化に悩む地方をいかにして活性化していくか。地方創生の大きな課題です。その課題の解決に向けたチャレンジングな試みを大山町…
中国地方の最高峰である大山(標高1,729m)は、日本四名山(富士山、立山、御嶽山、大山)や日本七霊山(富士山、立山、白山、大峰山、釈迦ヶ岳、大山、石鎚山)、NHKの日本の名峰ランキングのトップスリー(富士山、槍ヶ岳、大山)の一つに数えられるほど…
境港市の水木しげるロードのリニューアルに向けて、11月21日から社会実験が始まりました。 歩道を広く取るために、車道を一方通行として道幅を狭めるとどうなるかを、実験してみようという取組みです。これまで水木しげるロードを生活のための車道として利用…
蟹の季節がやってきて、鳥取県も季節限定の蟹取県というネーミングでウエルカニキャンペーンをPRしています。その蟹取県という名前を代表するのが境港市です。 蟹の水揚げ量が日本一の鳥取県ですが、県を代表する漁港が境港市にある境漁港です。ここでは蟹…
GDP(国内総生産)の7割以上はサービス産業が生み出しているので、これからの日本の経済成長を実現するにはサービス産業の生産性を高めなければならない、と言われています(経済産業省「サービス産業の高付加価値化に関する研究会」報告書)。 こうした…
今年6月に改訂された政府の「日本再興戦略」が、副題を「未来への投資・生産性革命」として、KPIに「サービス産業の労働生産性の伸び率を2.0%に引き上げること」を盛り込みました。 これを受けて、各地で生産性を引き上げるにはどうしたらよいかという議論…
米子市が策定した『米子がいな創生総合戦略』(P41)では、米子市が全国第1位の暮らしやすさであることが示されています。 国(経済産業省)が作成した「地域の家計収支や暮らしやすさを貨幣価値で示す見える化システム」で計算すると、家族構成・年代・志向で…
米子市の『米子がいな創生総合戦略』(P75)の中では、魅力あるまちづくりを目指して、メディア芸術(アート・アニメーション・マンガ・エンターテインメント等)の活用推進も立案されています。 電柱アートによるアワードを創設し、全国の高校生に応募を募…
10月30日、米子市の幼稚園児が建設業の体験授業を受けました(中海テレビニュース)。にしき幼稚園の2歳〜6歳の園児140人が、ショベルカーに乗って土を掘る体験や、高所作業車に乗って7mの高さを体験しました。鳥取県西部建設業協会青年部のメンバー17人が教…
鳥取県では、就職したばかりの若者の早期離職が問題になっているそうです。がんばって就活して、せっかく就職できたのに、職場で長続きしない。残念なことです。 何が原因かというと、企業側に人材育成の態勢が十分に備わっていないことも考えられますが、そ…
山陰地方の市で唯一人口を維持している奇跡の市、米子市。なぜ人口を維持できるのでしょうか。 同じ山陰地方の村では日吉津村が人口を維持して奇跡の村と呼ばれています。これは4.2キロ平米の村の中に、王子製紙とイオンモールといった大企業が立地している…
10月21日(水)、米子コンベンションセンターで「氷温フェスタ2015 第31回氷温研究全国大会」が開催されました。会場には全国から160名の氷温技術関係者が集まり、氷温技術の活用事例の発表会と展示会が行われました。 氷温技術は、零度から氷結点までの温度域…
今年は地方創生のかけ声のもと、各市町村で地方版総合戦略の策定が進められています。その内容は、2040年と2060年の人口目標を定めて、その目標を達成するための各種施策を立てることです。 目標といっても、前提となるのは人口減少ですから、減少幅をどの程…
米子市が策定した『米子がいな創生総合戦略』(素案)を読むと、米子市の凄さがあらためてわかります。 米子市は山陰の拠点都市であり、暮らしやすさ全国一のコンパクトシティであることが示されています。自転車で生活できるくらいコンパクトにまとまった都…
米子市は、地方版総合戦略にあたる『米子がいな創生総合戦略』の中では、自転車を活用したまちづくりについても触れています。生活コストを抑制したコンパクトなまちを実現するには自転車の活用が欠かせないからです。早速それに呼応した動きが出てきました…
米子市が作成した地方創生総合戦略『米子がいな創生総合戦略』というネーミングには3つの意味が含まれていると思います。 1つ目は、キャッチフレーズにあるとおり、「ヨナゴがい〜な」と言われ、みんなから選ばれるまちでありたいという想いです。 2つ目は、…
鳥取県米子市が地方創生総合戦略(素案)を策定し、パブリックコメントの募集を開始しました(募集期間は10月2日〜21日)。 戦略の名称は『米子がいな創生総合戦略』で、キャッチフレーズは「ヨナゴがい〜な! みんなに選ばれるまち みんなの米子のがいな創…
鳥取県西部にある日南町は、県内で真っ先に地方版総合戦略を発表しました(8月21日)。「創造的過疎のまちへの挑戦」と題し、農産品における日南ブランドの確立、木材の需要拡大、農林業従事者の育成、移住者の住宅整備、24時間保育の設置などに取り組むとし…
鳥取県米子市では、移住・定住促進のため、「ヨナゴYターンプロジェクト」を開始しました。 山陰の中心部にあるという立地の良さ、日本海と大山に囲まれた自然の恵み、水道水が大山の天然水という水質の良さ、医大病院などの病院施設の充実ぶり、皆生温泉で…
小企業の経営に引き算が必要であるように、地域の活性化にも引き算の発想が必要、と岩崎邦彦静岡県立大学教授はいいます(岩崎邦彦『引き算する勇気』日本経済新聞出版社)。 従来型の地域振興は、いろいろな魅力を並べて情報発信しようとしますが、これは足…
人口減少で需要が減少し、グローバル化と規制緩和で競合が激化する中、企業経営はどのようにしたらよいのか。数多くの経営者がこの難問に頭を悩ませています。その解答として「引き算する企業は強い。引き算することが大切」と岩崎邦彦静岡県立大学教授はい…
地域活性化伝道師の長坂泰之さんは、タウンマネージャーの活躍がすばらしいということで、米子市の中心市街地活性化を評価しています(長坂泰之『中心市街地活性化のツボ』学芸出版社)。 2007年時点でゴーストタウン化していた米子市の中心商店街を、同年12…