鳥取県米子市が地方創生総合戦略（素案）を策定し、パブリックコメントの募集を開始しました（募集期間は10月2日〜21日）。
戦略の名称は『米子がいな創生総合戦略』で、キャッチフレーズは「ヨナゴがい〜な！ みんなに選ばれるまち みんなの米子のがいな創生を目指して」です（「がいな」とは「大きな」という意味）。
内容は、人口ビジョンと具体的な人口減少抑止策です。人口ビジョンについては、国立社会保障人口問題研究所の推計の半分のペースの減少にとどめることを目標にしています。
人口減少の抑止策としては、雇用創出・人口流入促進・子育て支援・広域連携の4つの分野に分けて計91の施策が盛り込まれています。その中には「小規模事業者向け融資の利子補給制度の利用拡大」「先端医療創造都市よなごの情報発信」「大山ブランドのパワーブランド化推進」「小中学生向け『米子で働く人から学ぶ』講座の開設」「自転車の活用の推進に関する研究会設置」といった特徴的な取組みも含まれています。
鳥取県全体では人口減少が着々と進む中、米子市はこの10年、15万人規模の人口を維持してきました。山陰の拠点であり、医療福祉が充実し、コンパクトで、豊かな自然に恵まれ、食もおいしく、暮らしやすさが全国トップレベルであることから、好感度の高いまちとして親しまれてきました。
今月中に策定される上記の戦略を通じて、これからも選ばれるまちとして、その魅力を存分に発揮してほしいと思います。
