2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小売業は小さく売る(静岡)

シャッター通りと化した商店街にありながら独自の工夫で復活して「奇跡の果物店」と呼ばれる杉山フルーツ(静岡県富士市)。経営者であるフルーツアーティストの杉山清さんは「小売とは小さな量を売る商売。たくさん売ろうとする戦略は間違っている」と言い…

さびれかけた果物店が行列のできる店になった理由

シャッター通りとなった商店街の店舗が息を吹き返す。多くの商店主が再生に向けた夢を思い描きながら、実現していないのが現実です。そんな中で、普通の果物店が廃業の危機から見事に立ち直った事例があります。静岡県富士市の吉原商店街の中にある杉山フル…

起業と創業に違いはあるのか

日本再生戦略の中で、起業・創業という言葉が並立して使われています。どちらもよく使われる言葉であり、新しい事業を始めることを指しますが、明確な違いがないため、再生戦略の中でも同等に使われています。同じ意味なら統一した方がよいのでしょうが、使…

開業率が廃業率を上回るようにするには

日本再生戦略では、起業支援の目標を「2020年までに開業率が廃業率を定常的に上回る」こととしています。現状はどうかといえば、1990年頃から開業率が廃業率を下回る状態が続いています。20年以上にわたり開廃業率の逆転現象は続いており、改善されていませ…

起業支援に知識サポートが必要な理由

日本再生戦略に盛り込まれた起業支援では、知識サポートを行うプラットフォームの構築が謳われています。弁護士、金融機関、税理士・公認会計士、起業経験者、事業承継経験者等が連携して、知識面から起業家をサポートしようとするものです。過去の支援策で…

タイプ別に起業・創業を支援する意味

日本再生戦略には、タイプ別起業・創業1万社計画が盛り込まれています。これは、起業・創業を「グローバル成長を目指す起業・創業(大企業からのスピンアウト等)」「地域ニーズに応える若者・女性等による起業・創業(子育て・介護サービス、雑貨小物販売等…

日本再生戦略の核心は起業支援

政府は2010年6月に新成長戦略を策定し、「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」の実現を目標として7つの分野(環境・エネルギー、健康、アジア、観光立国・地域活性化、科学・技術・情報通信、雇用・人材、金融)で21の施策を国家戦略プロジェクトに選定…

商店街は滅びてはならない

シャッター通りと呼ばれるようになった多くの商店街。そうした商店街を蘇らせるにはどうしたらよいのか。小企業支援者はみな頭を悩ませていますが、その難問を解くヒントを与えてくれる著作が話題になっています。新雅史著『商店街はなぜ滅びるのか 社会・政…