タイプ別に起業・創業を支援する意味

 日本再生戦略には、タイプ別起業・創業1万社計画が盛り込まれています。これは、起業・創業を「グローバル成長を目指す起業・創業(大企業からのスピンアウト等)」「地域ニーズに応える若者・女性等による起業・創業(子育て・介護サービス、雑貨小物販売等)」「後継者による第二創業(新事業展開、業態転換等)」の3つのタイプに分け、それぞれのタイプに応じたきめ細かな支援を行おうというものです。ちいさな企業未来会議で各地の小企業(北極しろくま堂ほか)や小企業支援者(小出宗昭氏ほか)から上がった声を取り入れています。
 起業(創業)と一口にいっても、技術力に優れ世界で通用するかもしれないベンチャー起業もあれば、自営業レベルで地域に根付く起業もあり、既存企業が新しい事業を始める起業もあります。いろいろなタイプの起業がありますので、タイプ別に支援していこうというのは、実践的な発想です。現場の声を施策に反映させて結果を出したいという政府の本気度が伝わってきます。
 タイプ別支援で1万社の起業を実現する計画。起業に補助金を付けるという画期的な施策(ちいさな企業未来補助金)も用意されています。ぜひ成功してほしいと思います。