2017-01-01から1年間の記事一覧

ビジコンでもすごい!米子JKパワー(by米子松蔭高等学校)

12月22日、米子市の米子松蔭高等学校で、高校生ビジネスプラン・グランプリの表彰式が行われました。同グランプリは、日本政策金融公庫が主催する高校生のビジネスプランコンテストです。今年は全国から3,200を超えるプランが応募され、大変な激戦となりまし…

生産性革命は米子市から始まる!?

人口減少下にあっても豊かさを維持するため、政府は生産性革命に取組む政策パッケージを12月8日に閣議決定しました。 同パッケージには、中小企業の生産性を向上させるため、ものづくり補助金の拡充、人的投資への税制優遇、IT・クラウド導入の支援、ロー…

「暮らしやすさ日本一」のまちの移住セミナー(by米子市)

12月10日、東京駅近くの移住・交流情報ガーデンで「米子市移住セミナーin東京」が開催されました。 米子市に移住した声優の古原奈々さん(東京から移住)、季刊誌の営業職の上野永輔さん(横浜から移住)、クリエイター見習いの四ツ葉エイジさん(京都から移…

日本の中小企業支援は逆立ちしていた?

カリスマコンサルタントと言われる小出宗昭f-Bizセンター長の著書『取引先を“稼ぐ企業”に変える方法教えます!』(近代セールス社)を読んであらためて思ったのは、日本の中小企業支援者の支援の方法は、入り方を間違えていたのではないかということです。 …

ビジコン3年連続&W受賞(by米子松蔭高校)

日本政策金融公庫が毎年、開催している高校生ビジネスプラン・グランプリが、今年で5回目を迎えました。全国385校から3,247もの応募があり、12月1日にベスト100とファイナリスト10が発表されました。鳥取県からは、米子松蔭高校が2つのビジネスプランでベス…

納得度も究極のコンサルティング本(by小出宗昭)

全国で中小企業の廃業が相次ぎ、地域の存亡にも関わる大きな問題となっています。そのため、中小企業庁の最大の課題は廃業を阻止するための事業承継支援であると言われています。しかし最も効果的な廃業阻止策は、中小企業を稼げる体質に変えることでしょう…

「子どもたち、大山名物を創り出せ!」大作戦(米子市)

11月23日、鳥取県米子市で、小学4・5・6年生向け「創業チャレンジ 商品開発体験セミナー」が開催されます。平成30年に開山1300年を迎える大山にちなんだ商品を開発するプロセスを体験授業で学んでもらおうという企画です。 米子商工会議所が主催し、鳥取県西部…

農業は「悩業」ではなく「幸せ創造業」(by岩崎邦彦)

農業は儲からなくて悩み多き衰退産業ではなく、おいしさを感じる体験を通じて幸せを生み出すすばらしい産業だと、岩崎邦彦静岡県立大学教授は言います(岩崎邦彦『農業のマーケティング教科書 食と農のおいしいつなぎかた』日本経済新聞出版社)。 岩崎教授…

マラリア除けの蚊帳でアフリカを救う(by水野達男)

日本ではあまり聞かれなくなったマラリアですが、今でも世界三大感染症(エイズ、結核、マラリア)の一つであり、アフリカの乳幼児を中心に年間60万人が亡くなる恐ろしい病気です。そのマラリアからアフリカの人々を守りたいと2007年、マラリア対策用防虫蚊…

夢があれば創業の資金調達は難しくない(by小規模企業白書)

創業する際の最大のネックは資金調達であると言われます。本当にそうでしょうか。 もともと経営上の一番の悩みは資金繰り、すなわち資金調達です。だから、創業の際の悩みも資金調達と思いがちですが、そうではない、夢があれば創業の資金調達は難しくないと…

創業支援は学校教育とセットで(by小規模企業白書)

創業支援は小学生から行うべきではないかと、考えさせられる話があります。 2017年版小規模企業白書(P112)で紹介されている例ですが、開業率が2010年から高まっている英国では、2014年に5〜11歳の子供に5ポンド(700〜800円相当)を支給して、1カ月間、事…

自然の風を再現する扇風機(byバルミューダ(株))

自然の風と同じような風を吹かせる扇風機「The Green Fan」が、2010年に発売され、3万円以上もする高価格にも関わらず飛ぶように売れました。開発したのはベンチャー企業のバルミューダ(株)(東京都武蔵野市)です。自然の風を再現できた技術は、2種類の速さ…

「経営者にやる気はあるのか」論争

中小企業支援にあたっている担当者の方からよく耳にする話に、「支援先の経営者に(経営改善の)やる気がない」というものがあります。これに対して、日本一のカリスマ支援家である小出宗昭氏(f-Bizセンター長)は、「やる気のない経営者などいない。経営者…

AIと起業

汎用型AI(人工知能)が普及すると人間の仕事が大きく減り、労働所得を得られなくなるのでBI(ベーシックインカム=最低限所得保障)を導入すべき、と井上智洋駒澤大学准教授は言います(井上智洋『人工知能と経済の未来』文春新書)。 2014年にオックス…

「地産都消」のお手本、稲田屋(米子市)

鳥取県米子市にある (株)稲田本店は、1673年創業の老舗の蔵元です。大山の湧き水と契約栽培の上質米を使って丹精込めて創られたお酒は、ヤマタノオロチ伝説に出てくる稲田姫の名を冠して売られています。その味わいは澄んだ朝日のようなさわやかさがあり、伝…

起業が起業を呼ぶ

中小企業白書をわかりやすく解説したパンフレット「中小企業のライフサイクル―次世代への継承―」によると、我が国の起業に無関心な人の割合は77.3%だそうです。これは米国の3倍以上、フランスの2倍近くという異常に高い数字です。なぜこれほどに無関心なの…

澤井珈琲にみる成長の秘訣(境港市)

ネット通販でブレイクした珈琲豆専門店の澤井珈琲。その成功要因を探ってみると、変化の速い時代における小企業の成長の秘訣が見えてきます(澤井理憲『奇跡の澤井珈琲』宝島社)。 成功要因の一つは人脈の構築です。人脈づくりの第一歩はまず家族から。家族…

『奇跡の澤井珈琲』by澤井理憲(鳥取県)

今やネット通販で全国的に有名になった(株)澤井珈琲は、本社が鳥取県にあります。1982年に米子市で創業した同社は、珈琲豆の挽き売りをする店からスタートして、本社を境港市に移し、2002年にネット通販を始めてから急速に成長しました。ネット売上で年商20…

人口減少の危機を主張するのは不適切

人口減少が危機的なものだという報道が多くなされています。本当にそうでしょうか。人口増加が良いことだという価値観に基づけば、人口減少は悪いことに思えるかもしれません。人口増加が良いと思われるのは経済が成長し、所得水準が向上するからです。戦後…

大山開山1300年祭で盛り上がる鳥取県

鳥取県西部にある大山(だいせん)は標高1,729m、中国地方の最高峰です。日本四名山(富士山、立山、御嶽山、大山)や日本七霊山(富士山、立山、白山、大峰山、釈迦ヶ岳、大山、石鎚山)、NHKの日本の名峰ランキングのトップスリー(富士山、槍ヶ岳、大山…

未来へのコラボ(by第一勧業信用組合)

「未来志向で、開かれた、人とコミュニティの金融」を目指しているのが、第一勧業信用組合の新田信行理事長です(新田信行『よみがえる金融』ダイヤモンド社)。 芸者の開業資金を無担保無保証で行う「芸者さんローン」をはじめ、小規模企業向けのコミュニテ…

金融機関による模範的な創業支援(by成協信用組合)

2016年9月、金融庁が民間金融機関の監督指標に創業支援の実績を盛り込みました(「金融仲介機能のベンチマーク」)。地域活性化のために創業者向けの融資を増やしてほしいとの思いからです。しかし、リスクの高い創業者向け融資を増やすことは、金融機関にと…

今年もアツかった! 米子がいな祭(米子市)

7月29、30日、米子市で恒例の「米子がいな祭」が開催されました。 今年で44回目を迎える祭ですが、米子駅前だんだん広場、駅前ステージ、駅前通り、文化ホール多目的広場、元町通り商店街、本通り商店街、米子える・もーる商店街、湊山公園ステージの各所で…

東京の情報バイアスが地方を衰退させる(byはんわし)

東京に人が集まる理由として、マスコミが東京に偏った報道を行っているからだという指摘があります。三重県庁の職員の方が匿名で記しているブログでも、指摘されています(はんわしの評論家気取り:6月14日「日本社会が沈滞している理由」)。 日本で最も多…

トワイライトエクスプレスが鳥取県を通る

6月17日、トワイライトエクスプレス瑞風の運行が始まりました。大阪を起点にして山陰や山陽を回る豪華寝台列車です。最高倍率123倍という恐るべき超人気列車です。各地の名所巡りが目玉になっていますが、注目は鳥取県も経由することです。中国5県の中でもあ…

米子市のロゴマーク・シート発売開始!

米子市のキャッチコピー「米子がい〜な!暮らしやすさ日本一!!」のロゴマークをマグネットシートと缶バッジにしたものが7月から発売されました。 マグネットシートは475(ヨナゴ)円、缶バッジは117(イ〜ナ)円と価格も語呂合わせになっています。マグネッ…

鳥取県の人口減少は克服できる

人口減少に歯止めをかけたいと地方の自治体はどこも切望していますが、なかなか歯止めがかかりません。その中で希望が見えてきたのが鳥取県です。全国で人口最少の鳥取県は、人口の減少幅も小さい部類に入ります。それでいて今、鳥取県への移住者数は全国一…

鳥取県への移住者数が過去最高!!

鳥取県が5月11日に発表したところでは、2016年度の鳥取県への移住者数は2,022人となり、過去最高を記録したそうです。前年度より70人増えました。10月に鳥取県中部地震が起きたにも関わらず、移住者数が前年度より増えたことは、鳥取県の魅力が全国に浸透し…

鳥取県にも『失敗から学ぶ』人がいた(米子市)

銀行員70人の失敗談を集めた『失敗から学ぶ』(ニッキン)には、鳥取県米子市の銀行員も2人登場します。 一人は入行1年目に融資契約の係を任されてモチベーションが下がっていたところを上司に一括され、顧客への提案営業に目覚めた鳥取銀行マン。事務屋にな…

『失敗から学ぶ』が教える顧客本位(byニッキン)

金融機関職員の本当にあった失敗談を集めた『失敗から学ぶ バンカー70人の成長秘話』(ニッキン)が評判です。 都市銀行、地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合で支店長などの指導的立場につく職員が若手時代にどんな壁にぶつかり、それを乗り越えて…