鳥取県の人口減少は克服できる

 人口減少に歯止めをかけたいと地方の自治体はどこも切望していますが、なかなか歯止めがかかりません。その中で希望が見えてきたのが鳥取県です。全国で人口最少の鳥取県は、人口の減少幅も小さい部類に入ります。それでいて今、鳥取県への移住者数は全国一多いのです。平井知事をはじめとする県の方々の広報活動(蟹取県星取県住みたい田舎日本一暮らしやすさ日本一など)が功を奏し、鳥取県の魅力が徐々に知られ始めているのでしょう。
 このまま移住者が増え続ければ、約1,000人程度の社会減(転出が転入を上回ることによる人口減少)は遠からず社会増(転入が転出を上回ることによる人口増加)に転じます。そうなれば社会減を克服した魅力ある地域としてさらに知名度が上がり、移住者の増加はうなぎ登りになります。若者の流出にも歯止めがかかり、社会増の勢いはいっそう増すでしょう。この社会増がいずれは自然減(死亡が誕生を上回ることによる人口減少)をも上回り、人口減少に歯止めがかかる日がやってきます。
 人口最少県の鳥取県こそ、最も希望に満ちた県であることを、県民のみなさんに知ってほしいと思います。