2016-01-01から1年間の記事一覧

アクティブ・ラーニング導入上の注意点

文部科学省が2020年に予定している学習指導要領の改訂で、アクティブ・ラーニング(能動的学修)が注目されています。 社会において自立的に生きるために必要な「生きる力」を育むため、①生きて働く「知識・技能」の習得、②未知の状況にも対応できる「思考力…

地元企業の大量廃業を防ぐには(鳥取県)

「鳥取県西部にある企業の3社に1社が廃業予定」と12月15日の日本海新聞で報道されました。鳥取県西部商工会産業支援センターが県西部7商工会の会員企業に対して行った事業承継アンケート調査の結果です。回答企業540社のうち「事業承継を検討しておらず、廃…

米子松蔭高校がビジコンで2年連続受賞(米子市)

日本政策金融公庫主催の高校生ビジネスプラン・グランプリで、米子松蔭高等学校が昨年に続いて今年も入賞しました。 女子生徒2名のチーム「ウシヤマ女子」が、親子間のコミュニケーションをスマホアプリで良くするというアイデア「family communication(フ…

驚き!鳥取の求人倍率は東京より高い

「鳥取には仕事がなく、東京に行けば仕事があるから若者が東京に出ていく」と言われます。12月16日に放送された地域活性化を討論するテレビ番組「Brains」(NHK鳥取放送局)でも、この話題が取り上げられました。しかし、この常識は今や誤りになりました。 …

知事本の味わいが深くなる読み方

鳥取県の平井伸治知事が著した『小さくても勝てる 「砂丘の国」のポジティブ戦略』が県内で売れています。 ダジャレで全国区となった知事が、どれだけ住民目線の政治を行ってきたかが克明に記された本書は、人気漫才師が名実業家だったようなギャップ感が読…

鳥取県西部の魅力を発信するポータルサイト

米子市が事務局を務める鳥取県西部地域振興協議会が、12月1日から移住・定住促進のための情報を発信する「とっとりWEST移住ポータルサイト」を立ち上げました。 東京で暮らすよりも鳥取県西部で暮らす方が、家族と暮らす時間を格段に増やせるといったことや…

今年も盛り上がった氷温フェスタ(米子市)

12月7日、米子コンベンションセンターで公益社団法人氷温協会と氷温学会が主催する「氷温フェスタ2016 第32回氷温研究全国大会」が開催されました。 鳥取県が世界に誇る氷温貯蔵技術の研究発表会に、全国から150人の食品業界の人々が集まりました。栃木県日…

山陰のゴッドハンド(米子市)

9月24日、NHKの「超絶 凄ワザ! 幻の技法解明SP 明治の超絶技巧を再現せよ!」で、明治時代に世界を驚嘆させた鍛金家の山田宗美が紹介されました。1枚の鉄板を叩き上げて、継ぎ目のないウサギをつくる名人の技術は再現できる人がいません。番組でも再現でき…

儲かるまちの創り方(by西川りゅうじん)

11月27日、米子市文化ホールでマーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏による講演会「人が減っても生き残る 儲かるまちの創り方」が開催されました。 「人口一人当たりの年間消費額は124万円。人口が1人減れば124万円の消費が減る。これを埋め合わせ…

男女平等度日本一は鳥取県(by加藤久和)

11月26日、鳥取県立図書館で、明治大学・鳥取大学・鳥取県主催の講演会「男女がともに担う社会づくりへ!」が開催されました。講師は人口経済学の権威で地方創生の仕掛け人の一人でもある明治大学の加藤久和教授です。 加藤教授から、「求められる女性活躍と…

クリエイターと地元企業のマッチング(米子市)

11月24日、米子市で、デジタルハリウッドSTUDIO米子主催によるクリエイティブビジネスマッチング2016が開催されました。クリエイターと地元企業を交流させる催しで、11人のクリエイターが自慢の作品を展示し、地元企業と商談を行いました。 イラストレーター…

美容組合が老人ホームへ訪問美容を試行(米子市)

11月21日、米子市の軽費老人ホーム「福原荘」で、鳥取県美容業生活衛生同業組合による、訪問美容のデモンストレーションが行われました。入所者の女性6人と男性2人にカット、メイク、ハンドマッサージなどを施し、おしゃれな外見に仕立て上げました。美容サ…

鳥取女子のビジネスプラン発表会(北栄町)

本日、鳥取県中部の北栄町で「とっとり起業女子事業プラン発表会(第3回)」が開催されました。(株)Be&Doの石見社長の基調講演の後、鳥取市、米子市、倉吉市の5人の女性起業家がビジネスプランを発表し、先輩女性起業家や支援機関関係者の意見を聞きながらブ…

佳境に入った『四十七大戦』

鳥取県を応援するWEB連載マンガ『四十七大戦』が、佳境に入ってきました。全国四十七都道府県のご当地神(ゆる神)が首都の座を巡って戦うという設定で、人口最少県で最も首都の座から遠い鳥取県が主人公となって、首都になることを目指して突き進むというス…

保育園児が建設業体験(米子市)

10月31日、米子市で保育園児に建設業の体験授業が行われました(日本海新聞、中海テレビ報道)。主催は鳥取県建設業協会西部支部青年部会です。福生保育園の園児たちが高所作業車やミニバックホーに乗ったり、建築資材で手形を作ったりしました。 建設業とい…

日本最大級の起業家教育(鳥取県西部)

先月と今月、米子市で「ジュニア世代創業チャレンジセミナー」が開催されました。鳥取県西部9市町村から小学生、中学生、高校生を集めて、創業のビジネスゲームを行うものです。(株)セルフウイングの起業家教育プログラムを体験するもので、6人で1チームを作…

小学生に起業家教育(鳥取県西部)

地方創生を実のあるものにするため、最近では創業支援の重要性が強く訴えられるようになりました。しかし、創業支援の望ましいあり方は示されていないように思えます。 創業支援は、創業して事業が軌道に乗るところまで見据えて支援しなければなりません。と…

オール鳥取で復興資金をスピーディに支援

11月1日、倉吉商工会議所で第1回「震災対策企業支援ネットワーク会議」が開催されました。地震で被災した事業者に円滑に資金支援が行われるようにと、鳥取県の呼びかけにより、商工団体(倉吉商工会議所、中部商工会産業支援センター、中小企業団体中央会等…

大地震にびくともしない「つよい!鳥取県」

10月21日、鳥取県中部でマグニチュード6.6の大規模な地震が起こり、鳥取県中部地震と呼ばれるようになりました。倉吉市、湯梨浜町、北栄町では、震度6弱を記録しました。 4月に起きた熊本地震(マグニチュード7.3、震度7)ほどではないにせよ、大きな地震で…

「農と食のフェスタ」が大盛況(米子市)

10月22日、23日の両日、米子市で「農と食のフェスタinせいぶ」が開催されました。米子駅、米子市文化ホール、米子コンベンションセンターの3カ所で催されました。 「米フェスタ2016 米生郷祭 秋の大収穫祭」「JAふれあいまつり2016」「第5回ネギ来まつり&…

金融庁が行政方針の大転換を正式発表

10月21日、金融庁が平成28事務年度行政方針を発表しました。ベストセラー『捨てられる銀行』(橋本卓典著、講談社)で示されていたことですが、従来型の不良債権処理優先の方針を転換し、地域金融機関に地域貢献の取組を強く求め、人口減少・低金利時代でも…

鳥取で一番大切にしたい会社?(by坂本光司)

10月4日、米子市立図書館でビジネス講演会が開かれ、ベストセラー『日本でいちばん大切にしたい会社』の著者である坂本光司法政大学教授が「日本でいちばん大切にしたい会社の目指すもの」をテーマに講演されました。 「よい会社は社員やその家族、仕入先や…

「奇跡の村」が人口3,500人を突破!(鳥取県日吉津村)

鳥取県西部にある日吉津村の人口が9月26日、3,500人を突破したと、同村のホームページで発表されました。人口減少に苦しむ自治体がほとんどという中での快挙です。 日吉津村といえば、ベストセラーとなった『地方消滅』(増田寛也編著)において、今後、山陰…

市内に広がる「米子がい〜な!」の輪(米子市)

この10月から米子市役所が公用車に「米子がい〜な!暮らしやすさ日本一」の表示を張り出しました。米子商工会議所が公用車に、米子自動車学校が教習車に、日本政策金融公庫米子支店が公用車に張り出したのに続いてのことです。これまで市がホームページなど…

凄腕営業マンとの起業家交流ゼミ(by鳥取県信用保証協会)

鳥取県の東部鳥取市(11/5 しゃんしゃん亭)、中部湯梨浜町(10/31 ゲストハウスたみ)、西部米子市(11/30 Italian Bar Pizza & Wine Piccolo)でそれぞれ起業家交流ゼミが開催されます。主催は鳥取県信用保証協会、共催は鳥取県商工会議所連合会、鳥取県商…

日本一のスーパー公務員は、やはり平井知事

9月29日、鳥取県の平井伸治知事が初の著作『小さくても勝てる「砂丘の国」のポジティブ戦略』(中公新書ラクレ)を出版されました。人口最少県の鳥取県を活性化するために、「カネがないなら知恵を出せ」の精神で奮闘してきた様子を語られています。 「スタ…

「金融仲介機能のベンチマーク」発表(by金融庁)

9月15日に、金融庁が「金融仲介機能のベンチマーク」を発表しました。銀行経営を監督するための55の指標です。企業の本業支援、事業性評価による融資、創業支援、再生支援などに力を入れるように細かく設定しています(共通ベンチマーク5、選択ベンチマーク5…

伯耆町の地域おこしは新たな食文化の発信で

鳥取県外の人にはまず読むことも書くこともできない伯耆町(ほうきちょう)ですが、この町を全国に情報発信していくには、キャッチコピーと食文化をアピールしていくことが有効だと思います。 キャッチコピーは「美魔女になれるまち伯耆町」です。これは伯耆…

「捨てられない銀行」になるために

金融庁の方針の大転換を示した『捨てられる銀行』(橋本卓典著、講談社現代新書)がベストセラーになっています。不良債権処理の促進を目的とした銀行の資産査定の厳格化から、銀行が地元企業の本業支援に力を入れるように監督を強化する方向へと、金融庁が行…

鳥取県応援マンガ『四十七大戦』が凄すぎる

9月7日から『四十七大戦』という鳥取県応援マンガのWEB連載が始まりました(コミック アース・スター)。四十七都道府県が擬人化され、次の首都の座を巡って戦うというストーリーです。 (注:以下、ネタバレを含みます) 第1話では、「県全体が消滅可能性都…