人口減少を緩やかなものにとどめ、地域の活力を維持していく。これが地方創生の目的ですが、ここで重要なのはバリューイノベーションです。
バリューイノベーションとは、価値観を変えることです。地方で暮らすことに喜びを見出し、都会地から人を呼び込む。山陰地方を例に取れば、自然と食とくつろぎがある山陰の暮らしは、都会の人間から見れば贅沢といえるものです。これを「山陰の贅沢」というキャッチコピーで情報発信してはどうでしょうか。「グッとくる山陰」というキャッチコピーをJRが使っていますが、もう少しわかりやすくインパクトのあるものを考えるとしたら「自然と食とくつろぎがある 山陰の贅沢」がいいでしょう。
所得水準が低い、働く場がないと嘆くのではなく、山陰の暮らしのすばらしさに目を向け、ポジティブに生きていく。そんな姿勢が田舎の魅力を発信し、バリューイノベーションを引き起こすのだと思います。