労働生産性も「フフフでさかえる境港」

 RESAS(地域経済分析システム)でみると、2012年の境港市労働生産性(407万円)は、米子市(353万円)、鳥取市(351万円)、松江市(405万円)を上回り、山陰のトップクラスです。
 労働生産性は、人口密度が高いほど高く出やすい傾向がありますが、境港市の人口密度は山陰一です。水木しげるロードの集客力(年間190万人以上)もありますから、労働生産性が高いのは納得できます。
 産業別でみると、漁業(737万円)、製造業(489万円)、運輸業(416万円)の労働生産性が高くなっています。製造業、運輸業とも水産関係が主であることを考えると、境港市が誇る水産の強さが労働生産性に大きく貢献していることがわかります。
 医療・福祉の労働生産性も419万円と高く、日本経営品質賞を受賞した介護事業所「こうほうえん」を擁する境港市らしさがうかがえます。食品製造業や介護事業は女性の活躍により支えられています。
 境港市「フフフでさかえる境港」(フィッシュ魚、ファントム妖怪、フィーメイル女性で栄える境港)です。この強みを活かして、これからも発展してほしいと思います。