2015-01-01から1年間の記事一覧

『中心市街地活性化のツボ』(by長坂泰之)

地方創生の流れの中で、あらためて注目されているのが中心市街地の活性化です。人口減少が進む中でコンパクトシティ化を推し進めることは時代の必然ですが、それを牽引するのが中心市街地活性化でしょう。 地域活性化伝道師の長坂泰之さんは、中心市街地活性…

商都米子再興戦略(米子市)

米子市中心市街地活性化協議会が、中心市街地活性化基本計画(第2期)に盛り込む「商都米子再興戦略」を発表しました(8月19日)。 ①商業施設整備事業(高島屋エリアと四日市町エリアをつなぐ商業ゾーンの構築)、②キッズサポート施設整備事業(子供の遊び…

山陰の暮らしやすさは全国一

今年3月に経済産業省が発表した市町村の暮らしやすさランキング(貨幣価値換算)では、トップが松江市で、以下、出雲市、江津市、米子市と、4位まで山陰の市が占めました。 この暮らしやすさは、生活利便性(ショッピングセンターへの距離、飲食店の集積度、…

『まいうしタウン琴浦』の乳スウィーツシリーズ

『まいうしタウン琴浦』(鳥取県琴浦町)では、大山乳業の牛乳を使った乳スウィーツがたくさん販売されています。 チーズケーキでは、お菓子屋たけたけの「ベークドチーズ」、カウィーのみるく館の「白バラ蒸し焼きチーズケーキ」、ウィーン菓子リンツの「天…

出雲でビジネスマッチング商談・展示会

10月29日に出雲ドームで、「ビジネスマッチング商談・展示会2015 in 出雲」が開催されます。主催は、出雲商工会議所、平田商工会議所、松江商工会議所、境港商工会議所、安来商工会議所、米子商工会議所、出雲商工会、斐川町商工会、東出雲町商工会、まつえ…

『まいうしタウン琴浦』のマンガ「琴浦さん」連載復活

鳥取県の琴浦町から名付けられた主人公のほんわかした日常生活を描いて好評を博した学園ファンタジー4コママンガ「琴浦さん」は、この3月に惜しまれながら連載終了となりました。その「琴浦さん」が「とっても琴浦さん〜Kotoura-san VERY-MACHI〜」として8月…

鳥取県が提供する創業セミナー&創業スクール

創業を予定される方に有益な情報を手に入れていただこうと、鳥取県では創業セミナーや創業スクールを県内の東・中・西部でそれぞれ開催しています。 県東部では、創業スクールが9月6・12・13・19・20日に鳥取商工会議所で開催されます。 県中部では、創業セミナ…

信用保証協会の起業家交流ゼミ3連発(鳥取県)

暮らしやすさ全国トップクラスの鳥取県は、「子育て王国」を売りにしていますが、実は創業支援にも力を入れています。 今年度から、制度融資の「創業支援資金」に3年間全額利子補給をつける取組み(スタートアップ応援事業補助金)を始めました。これにより…

消費低迷をもたらす『低欲望社会』(by大前研一)

内閣府が8月17日に発表した4〜6月期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.4%減(年率換算で1.6%減)となりました。個人消費と輸出の低迷が原因で落ち込んだといわれていますが、かなりショッキングな数字です。地方創生の流れを受けて全国の自治体で春先…

人口減少時代の企業支援(by冨山和彦)

日本でも企業の寿命が10年になるかもしれない、だから事業を守るために企業をつぶす視点が人々を幸せにする、と冨山和彦経営共創基盤CEOは言います(富山和彦『選択と捨象 「会社の寿命10年」時代の企業進化論』朝日新聞出版社)。 冨山氏は、JAL、カ…

自作の歴史小説で盛り上がる江府町

鳥取県江府町では、地方創生のために企画された歴史小説「天の蛍 十七夜物語」をもとに、さまざまな取組みが行われています。 8月6日の町議会では、議員が「天の蛍」のオリジナルポロシャツを着て議事に臨みました。7日には、「天の蛍」イメージガールが選ば…

今年もアツい「米子がい〜な祭り」(米子市)

8月8日、9日に第42回「米子がいな祭り」が開催されます。「米子がいな万灯」「GAINA BATTLE(米子がいなバーガーコンテスト)」「がいな歌ウマ甲子園」「ちびっ子プール」「やんちゃパレード」など、人気のイベントが盛りだくさんです。 万灯は、おんな万灯…

高校生が創業ビジネスゲームに挑戦(米子市)

8月4日、米子市のホテルサンルート米子で「ジュニア世代創業チャレンジセミナー」が開催されました。 米子市内の4つの高校から15名の生徒が参加し、3チームに分かれてビジネスゲームを行いました。各チームは、社長、会計・仕入・設計・製造マネージャーの役…

賃金水準上昇対策特別相談窓口の設置(中小企業庁)

中小企業庁は7月28日、賃金引上げに係る中小企業・小規模事業者からの相談を受け付けるため、全国の商工会議所や商工会、日本政策金融公庫などに特別相談窓口を設置しました。 「経済財政運営と改革の基本方針2015」(6月30日閣議決定)において、「中小企業・…

境港妖怪ジャズフェスティバルが大盛り上がり

7月25日(土)、境港市で妖怪ジャズフェスティバルが今年も開催されました。 JR境港駅前駐車場特設ステージで16時30分から22時まで、FIRE HORNS、SOIL&”PIMP”SESSIONS、まらしぃ/marasy、H ZETTRIO、佐藤竹善 with The Jazz Creaturesによるセッションが行われ…

米子市で『天の蛍』サイン会&トークショー

8月8日(土)午後2時に、米子市の「本の学校今井ブックセンター」で『天の蛍』著者の松本薫さんのサイン会&トークショーが開催されます。 戦国時代の江府町の領主と領民の暮らしぶりを通じて、理想的な地域のあり方を描き出した地方創生小説『天の蛍 十七夜物…

石破大臣が推薦する地方創生小説(江府町)

鳥取県西部の江府町に500年続く伝統の夏祭り「江尾十七夜」。なぜこれほど長く続いているかというと、そこに「江尾十七夜」を愛した領主と、その領主を慕った領民の堅い絆があったからです。その経緯を語り下ろした小説が6月28日に出版されました。松本薫『…

高校生向け創業チャレンジセミナー開催(米子市)

8月4日(火)、米子市のホテルサンルート米子で、米子商工会議所主催の「ジュニア世代創業チャレンジセミナー」が開催されます。 県内(主に米子市内)の高校生36名を対象に、事業計画の作成から、商品開発、製造、販売、決算までをヴァーチャル体験する講座で…

『まいうしタウン琴浦』を支える女性起業家パワー(鳥取県琴浦町)

鳥取県中部にある琴浦町は、町としては鳥取県で人口が最も多く(平成25年総務省統計局調査で17,861人)、活気があります。その活気を支えているのが、働く女性たちです。 平成22年国勢調査によると、鳥取県の女性就業率は全国6位(50.1%)で、琴浦町は県内1…

バナナマンも絶賛した『まいうしタウン琴浦』(鳥取県琴浦町)

鳥取県中部の海辺にある琴浦町は、おいしい牛乳、牛骨、牛肉が揃った「うまい牛のまち」です。 牛乳は、成城石井でも販売されている全国トップクラスの良質乳「白バラ牛乳」があります(乳スイーツならカウィーのみるく館、ウイーン菓子リンツ、お菓子屋たけ…

「安心度」日本一のまち倉吉市

東洋経済新報社が毎年発表している全国の都市の住みよさランキングで、倉吉市が「安心度」で今年も全国1位になったそうです(7月5日の日本海新聞)。 住みよさの「安心度」は、病院・一般診療所病床数、介護老人福祉施設・介護老人保健施設定員数、出生数、…

鳥取県が認めた女性活躍企業3社(北栄町、米子市)

6月29日、鳥取県が女性の管理職登用や職場環境改善などに積極的な企業3社を「輝く女性活躍パワーアップ企業」に登録しました(6月30日の日本海新聞の報道)。 登録されたのは、福祉事業を営むべるびゅー大栄(北栄町)、美容業のアリビオ(米子市)、建設業…

内閣府女性のチャレンジ賞受賞(鳥取市)

6月24日、鳥取県を代表する女性起業家である福嶋登美子社長(ブリリアントアソシエイツ(株))が、内閣府の平成27年度女性のチャレンジ賞を受賞されました。 受賞理由は、女性の視点から、地域視点を活かした観光と食をプロデュースしたことです。鳥取県産の…

女性が活躍する小説で地域おこし(鳥取県江府町)

観光客を呼び込むには、地域にストーリーが必要といわれますが、小説を出版してそのストーリーを観光資源にしようという取組みが鳥取県江府町で始まります。 江府町が、米子市在住の作家松本薫さんに依頼し、江府町の伝統行事「江尾十七夜」を題材にして、戦…

農業高校生のアスファルト舗装体験授業(鳥取県倉吉市)

社会勉強の一環として、高校生が企業の仕事を体験する授業が全国で行われていますが、鳥取県内でも活発に取り組まれています。座学ではなく、実習形式で行われる本格的なものです。 最近報道されたものですと、倉吉農業高校の生徒11人が地元の建設業者を講師…

耕作放棄地を活用した観光農園が話題に(鳥取県江府町)

6月17日に発表された中小企業庁調査室編『地域課題を解決する中小企業・NPO法人』の中で、鳥取県江府町の(株)かわばたが紹介されています(No.75)。同社は、耕作放棄地を含む10haにブルーベリー17,000本を植え、ブルーベリーの生産販売やレストランを併設し…

米子市に眠る年間60億円以上の創生資金

地方創生は、1988〜1989年に行われた「ふるさと創生事業」に名称が似ていますが、明らかに違う点があります。予算がさほどないことです。「ふるさと創生事業」は、地域振興の名目で各市町村に1億円を交付しました。しかし、今回の地方創生は、そんな予算があ…

米子市がサイクルシティになるために

米子市をサイクルシティ(自転車文化都市)にするためには、何をしたらよいでしょうか。 まず市がサイクルシティ米子をまちづくりのビジョンに掲げます。自動車の利用率を下げ、自転車利用を進めることで生活コストがどれだけ削減され、豊かな生活が可能にな…

米子市をソフトランディングさせるビジョン

地方創生で市町村ごとに総合戦略を策定する動きが進んでいます。施策を考えるうえで注意すべきは、お金をあまりかけずにすむこと、続けられるものであることでしょう。地方創生の真意は、人口減少時代に即した地域づくりです。経済・社会が縮小する中で幸福…

米子市に求められる生活充実都市への方法論

まちづくりのビジョンとして生活充実都市の実現を掲げる米子市ですが、そこで必要となるのが具体的な方法論です。どのようにして生活を充実させるのか。生活が充実するとはどういうことなのか。人口減少時代を迎えて、人口15万人都市の米子市でさえ、2040年…