山陰の暮らしやすさは全国一

 今年3月に経済産業省が発表した市町村の暮らしやすさランキング(貨幣価値換算)では、トップが松江市で、以下、出雲市江津市米子市と、4位まで山陰の市が占めました。
 この暮らしやすさは、生活利便性(ショッピングセンターへの距離、飲食店の集積度、バス停までの距離、鉄道駅までの距離)、働きやすさ(通勤通学時間、求人倍率)、教育・子育て(小中学校までの距離、学校での子供に対する目の届きやすさ、大学までの距離、保育所の待機児童率)、医療・福祉(最寄りの病院または診療所までの距離、高度な救命措置が可能な救命救急センターまでの所要時間、老人福祉施設の在所率)、災害(今後30年間に震度6以上の揺れが発生する確率、津波避難対策地域の該当)、自然環境(周辺での緑(農地や森林)の多さ、空気のきれいさ、水のきれいさ、年間平均気温)、ライフスタイル(地域で採れた食材の入手のしやすさ、治安の良さ、地域の活動(まちづくり、町内会、PTA活動など)に関わる人の割合)を市町村ごとで貨幣価値に換算したものです。
 これらの指標を通じてみると、大都市圏よりも山陰の市の方が暮らしやすいということです。地方での暮らしは実は快適という分析結果は、地方創生を進めるうえで貴重な事実だと思います。