女性が活躍する小説で地域おこし(鳥取県江府町)

 観光客を呼び込むには、地域にストーリーが必要といわれますが、小説を出版してそのストーリーを観光資源にしようという取組みが鳥取県江府町で始まります。
 江府町が、米子市在住の作家松本薫さんに依頼し、江府町の伝統行事「江尾十七夜」を題材にして、戦乱の世をたくましく生きる女性の物語を『天の蛍 十七夜物語』という小説にまとめ、6月28日に出版されます。これにちなんで地元の大岩酒造本店が「天の蛍」という大吟醸酒を限定300本発売します。道の駅奥大山でもアピールします。
 小説の主人公は波留という女性ですが、やはり地域おこしには女性が欠かせないということでしょう。町ぐるみの取組で江府町の活性化にはずみがつくことを期待しています。