鳥取県では、就職したばかりの若者の早期離職が問題になっているそうです。がんばって就活して、せっかく就職できたのに、職場で長続きしない。残念なことです。
何が原因かというと、企業側に人材育成の態勢が十分に備わっていないことも考えられますが、それ以上に問題なのは、学校教育が実社会とかけ離れたことばかりを教えており、若者が社会の現実を知らないまま、いきなり就職してしまうことでしょう。このため「リアリティーショック」が起きやすくなっています。
米子市ではこうした「リアリティーショック」をなくすため、『米子がいな創生総合戦略』の中で、対策を立案しています。「働くことは大変だけど楽しい!! 講演会の開催」「米子の先人に学ぶ郷土資料の作成」「小中学生向け、米子で働く人から学ぶ講座の開設」「小中学生への農業体験機会の提供」「都市圏等からのインターンシップの受け入れ」などです。
地道で息の長い取組ですが、継続することで若者たちに「リアリティーショック」を乗り越えるたくましさを与えてくれると思います。