日本一紅茶がおいしいまちの紅茶フェスティバル(尾張旭市)

 11月24日、尾張旭市スカイワードあさひで、「第8回紅茶フェスティバルin 尾張旭」が開催されました。尾張旭市を展望できるタワーの中で、世界の紅茶バザール、日本の紅茶バザール、紅茶シンポジウム、紅茶セミナー、世界の珍しい紅茶体験、世界の紅茶喫茶室を楽しむ場が設けられ、県外を含めた多くの紅茶ファンが訪れました。
 今回のイベントの目玉は、おいしい紅茶の店チャンピオンシップ2019で優勝した堀田信幸氏(TEAS Liyn-an)によるポーラ・イン・ザ・ベール実演と講演でした。準決勝を勝利したアレンジティーであるポーラ・イン・ザ・ベールは、超小粒のタピオカを底に敷き、紅茶、ミルククリームが乗る三層構造のミルクティーです。ドライアイスで霧を演出するなど、凝ったつくりが再現されました。
 堀田氏の講演では、紅茶の味は水の質に影響される、水は煮るほどアルカリ性になる、むらしは5~6分必要、多層抽出でいれると味に深みが出るということでした。また、ステンレスのポットは、陶製のものより保温性が高いそうです。ステンレスは金属内の熱伝導は高いのですが、外に放熱しないため保温性が高いそうです。ステンレス製の水筒があるのもそのためでしょう。
 堀田氏がいれたポーラ・イン・ザ・ベールは当日朝にチケットを購入できた12名にふるまわれましたが、このチケットは、チケット販売開始前に早々と売り切れが確定しました。その他のチケットも同様でした。それほどまでにこのイベントで出される紅茶の評判が高いということでしょう。日本の紅茶バザールでは、国産紅茶グランプリ2019の上位10業者の紅茶パックが販売されていましたし、世界の紅茶バザールでは、ネパールのジュンチャバリ茶園の春摘み、夏摘み、冬摘みが販売されていました。マニア垂涎の品揃えでした。
 景観と紅茶がすばらしいまち、View Tea Town尾張旭にふさわしいおしゃれなイベントと言えるでしょう。