今年7～11月、瀬戸市で恒例の「せと・しごと塾」が開催されました。毎年開催され、今年が12年目となります。いわゆる創業塾ですが、「せと・しごと塾」のレベルの高さは全国でも屈指だと思います。理由は3つあります。
第一に、瀬戸市、瀬戸商工会議所、瀬戸信用金庫、東海税理士会、名古屋学院大学、愛知県よろず支援拠点、愛知県信用保証協会、日本政策金融公庫、地元企業が連携して講師を派遣し、オール地元による講座を行っています。
第二に、愛知県よろず支援拠点のコーディネーターである小坂英雄氏が第1期から継続して塾長を務め、ＰＤＣＡを回しながら「せと・しごと塾」を年々レベルアップさせています。
第三に、卒塾生同士でネットワークをつくり続けた結果、創業者のコミュニティが形成されたことです。この母集団が新たな入塾生に対するメンターやアドバイザーになり、良い刺激を与えています。
創業支援は、点を線に、線を面にする取組みがないと結果が出にくいものですが、「せと・しごと塾」は10年以上にわたって継続的に取り組んできた結果、11期までで196名が卒塾し、115名が創業しています。卒塾生のコミュニティで支え合うことで、事業も継続しています。
「せと・しごと塾」の模範的な取組みが全国に知られて、瀬戸市の魅力向上に役立ってほしいと思います。
