ビジネス支援図書館は知恵の宝庫(倉吉市)

 10月24日(金)、倉吉交流プラザでビジネスライブラリーフォーラム「6次産業化支援から商品開発・企業経営支援まで」鳥取県立図書館倉吉市立図書館主催)が開催されました。
 山内道雄氏(海士町長)と竹内利明氏(ビジネス支援図書館推進協議会会長)による講演、三田祐子氏(鳥取県立図書館くらし・産業支援担当)による6次産業化に役立つ図書館活用法の報告、小林隆志氏(鳥取県立図書館支援協力課長)らによる地域活性化のための図書館活用法についてのパネルディスカッションが行われました。
 海士町では「島まるごと図書館構想」に基づいて、町の図書館と保育園・小学校・中学校・高校の図書館や公民館等をネットワーク化して、図書の貸出を行い、成果を上げています。町ぐるみで人材育成に力を入れているところが注目されます。
 図書館のビジネス支援サービスでは、高校生向けのビジネスプラン作成講座を日本政策金融公庫の協力を得て実施することも行っています。
 今や図書館は、図書を貸し出すだけでなく、統計やデータベースなどをもとにさまざまな情報を提供するコーディネート機関でもあります。鳥取県立図書館は、全国でも有数のビジネス支援図書館として知られています。11月9日(日)にはNHK「サキどり」でも取り上げられるそうです。
 知識と知識を結び付けて価値を生み出すまでに進化した図書館。知恵の宝庫として地域活性化への貢献が期待されます。