鳥取県から全国へ躍進する女性ソーシャルベンチャー

 3月6日、鳥取県米子市神戸貴子さん(N.K.Cナーシングコアコーポレーション合同会社代表)が、日本政策投資銀行第7回女性新ビジネスプランコンペティションのファイナリストに選ばれたと発表されました。遠距離介護問題を解決するために、クライアント情報管理マッチングシステムを開発したプランが評価された結果です。これにより東京都から都知事賞として「女性パワー翔(はばた)き賞」を受賞されました。
 神戸さんは、2014年に病児・高齢者介護を支援する介護シッターを派遣する事業を立ち上げ、2018年には遠距離介護支援協会も創設しました。これまでに中国経済産業局の「中国地域女性ビジネスプランコンテストSOERU 中国経済産業局長賞」、内閣府の「女性のチャレンジ賞 男女共同参画担当大臣賞」、全国商工会議所女性会連合会「女性起業家大賞 スタートアップ部門 優秀賞」を受賞されています。人口最少県で高齢者介護の問題を解決しようと奮闘する女性ソーシャルベンチャーを、政府や支援機関が高く評価しているということです。
 社会的な評価が高まる神戸さんの取組みが全国に広まり、遠距離介護を含む高齢者介護の問題が解決に向かうことを強く期待しています。