少子化と大都市圏への人口移動の結果、地方にある896の市町村が消滅の危機に瀕している、と日本創生会議の増田寛也座長は言います(増田寛也『地方消滅 東京一極集中が招く人口急減』中公新書)。
20〜30代女性の人口の動きから地域の人口急減を推定したところ、自治体の約5割にあたる896の市町村の人口が2040年までに急減するという結果が出たそうです。鳥取県では、若桜町、智頭町、日南町、伯耆町、大山町、岩美町、江府町、日野町、三朝町、南部町の10町が消滅可能性都市に該当します。
人口急減の危機に備えるには、若年女性の人口減少、特に大都市圏への流出を食い止めることが必要と同書では提言されています。女性にとって魅力ある地域づくりが重要ということでしょう。