兵庫県が描くシリ丹バレー構想が狙う地域発イノベーション

 兵庫県丹波地域にシリコンバレーのようなシリ丹バレーを創ろうというプロジェクトを2020年度から県が進めています。丹波市丹波篠山市丹波市商工会、丹波篠山市商工会、関西学院大学、まちづくり協議会と連携して、地域発イノベーションが次々と起きる地域を目指して活動するものです。

 シリ丹バレーは、ネットワーキング、DX化の推進、起業支援、働く場の創出を活動の柱としています。そのシンボル的存在が(株)ニュービレッジ計画です。

 (株)ニュービレッジ計画は、丹波市の移住相談窓口を担当していた井口元さんが、東京でSEの有賀史朗さんと出会い、丹波市でデザイン会社の設立を検討していた竹内吉崇さんをマッチングして3人で2018年に設立した会社です。会社からの村づくりを目指してWEBデザインの制作などを行っています。

 元気な起業家が地域を巻き込んで人が集まるまちを創ろうというこの取組み。シリ丹バレーが全国に広く知られる日がくることを期待しています。