高校生が過去最高に熱くなった今年度の日本公庫ビジコン

 今年度で11回目を迎えた日本政策金融公庫の高校生ビジネスプラン・グランプリは、応募数が過去最高の5,014件(参加505校)となりました。これだけ多くの高校からプランが応募されるビジコンは他にはありません。国内最大級です。

 公庫のビジコンの特徴は、スタートアップの育成を目的にして、社会課題の解決をビジネスで行うプランを募っていることです。昨年度のグランプリ受賞プランは「フィリピンの貧困を解決するための女性起業家向けマイクロファイナンス」で、受賞した女子高生は実際にフィリピンで起業していました。

 同コンテストは、社会課題の解決に向けた高校生たちの本気度が問われるものになっています。応募数が年々増えて5,000件を突破したというのは、高校生のスタートアップ志向や社会貢献意識が高まっている表れといえるでしょう。

 1月7日には東京大学(伊藤謝恩ホール)で最終審査会が開かれ、グランプリが決定します。今年度も高校生の胸熱なプレゼンが、新春を盛り上げることでしょう。