2023-01-01から1年間の記事一覧

地域で解決すべき課題はやはり起業・創業支援

2023年版小規模企業白書(Ⅱー36)には、自治体が解決したい地域課題が掲載されています。三大都市圏ではトップが起業・創業支援、次が公共交通機関の縮小、三大都市圏以外ではトップが公共交通機関の縮小、次が起業・創業支援となっています。ここからわかるの…

高校生の学びを深めるビジネスプランコンテスト応募

高校の授業でビジネスプランの作成について学ぶ機会が増えています。その学習効果を高めるためにお勧めしたいのが、ビジネスプランコンテストへの応募です。コンテストへの応募という具体的なゴールが見えると、教える側も教わる側もモチベーションが上がり…

起業の収支計画を立てるときに注意したいこと(高校生向け)

ビジネスプラン作成授業で最も手がかかるのが、収支計画の作成の部分です。これが難しいのは、どこまで計画を細かく詰めるべきかがわかりにくいからでしょう。 収支計画は、「売上高-売上原価-経費=利益」の各項目を具体的な根拠に基づいて肉付けしていく…

ビジネスアイデアを考える時に注意したいこと(高校生向け)

最近では、日本をよくするために、高校生からビジネスアイデアを募集する動きが活発になっています(日本政策金融公庫の『高校生ビジネスプラン・グランプリ』など)。授業の一環として、ビジネスプラン作成に取り組む高校も増えており、問題解決力が鍛えられ…

高校生がビジネスプランを作成する意義はとてつもなく大きい

最近では、高校の授業でビジネスプランの作成について教えるようになりました。これには大きな意義があります。 今、小中高校では、アクティブ・ラーニングの手法を用いて、生徒に「自分の頭で考えて行動すること」を教えています。その際、先生方を悩ませる…

バスケの面白さを伝えて日本を元気にする女性起業家

日本のアニメ映画「SLAM DUNK(スラムダンク)」が韓国や中国で大ヒットして現地の人々を元気にしていますが、日本国内でも、バスケの面白さを伝えて日本を元気にしたいという女性が活躍しています。東京オリンピック女子バスケットボール日本代表キャプテンの…

DXで稼げる女性を育て上げるICT業界の凄腕女性起業家

女性がICT業界でキャリア形成できるように教育サポートしていきたい。その想いを形にするために高橋そのみさんが仙台市で創業した会社が、(株)meguruです(日本政策金融公庫総合研究所『調査月報』No.175 P16-19「女性のキャリアを底上げする伴走者」)。 …

買い物難民のお年寄りをITで支援する女性シニア起業家

お年寄りだけで暮らす世帯が増えたことにより、買い物に苦労される「買い物難民」が増えていることが全国的に問題になっています。自身も高齢者であることからこの問題を切実に捉えて解決するために会社を起こされた女性がいます。茨城県日立市にあるコンプ…

女子行員が工務店を立ち上げて家づくりをサポート(仙台市)

東日本大震災からの復興のリード役が期待される仙台市で、地元を元気にしたいと建設業界で起業した女性がいます。(株)いけがみを経営する池上和代さんです(日本政策金融公庫総合研究所『調査月報』No.174 P16-19「多様なキャリアで家づくりをサポート」)。 …

PDCAよりもOODAループで評価される中小企業の現場力

長期的に定型業務を回していく際に有効とされるPDCAサイクル(Plan計画、Do実行、Check評価、Action改善)ですが、年度計画に従うだけでは変化する状況に対応できない現在、新たな行動様式が求められています。そこで注目されているのがOODAループです…

研修生の私が統計の謎を解いて一瞬だけ有名になった話

この4月に日銀総裁に就任される高名な経済学者の方のニュースを見て、昔、この方のおかげで自分も一瞬だけ有名になれたことを思い出しました。「今だから話せること」です。 30年ほど前、某シンクタンクに研修生として派遣された私は、経済の長期予測につい…

子供の足を鍛える長木保育下駄

弱りがちな子供の足を強くする木製履物を製造する小企業が、愛媛県の長浜町にある(有)長浜木履工場です(日本政策金融公庫総合研究所『調査月報』No.174 P30-31「伝統的な木製履物を次の世代へ」)。 足裏のアーチを復活させ、体のゆがみを取り、心も落ち着か…

飲食店の経営が劇的に改善するノウハウ集を日本公庫が発信

飲食店の経営者または支援者の方へのお得な情報です。政府系金融機関の日本政策金融公庫が、飲食店向けの経営支援ツールを無料で提供しています。 公庫のホームページには、『飲食店経営力磨き上げガイド』『写真の撮り方ガイド飲食店編』『SNS活用ガイドブ…

第11回高校生ビジネスプラン・グランプリ開催予定が発表

日本政策金融公庫が主催する高校生ビジネスプラン・グランプリが、新年度も開催されることが2月24日に発表されました。応募受付期間は8月22日(火)から9月27日(水)までです。最終審査会は来年1月7日(日)に東京大学伊藤謝恩ホールで行われます。 同大会は過去1…

軽貨物の運送事業者を支援する女性起業家のマッチングサイト

小企業による軽貨物運送は、物流の根幹を支えています。しかし、三次、四次の下請けになると、利益率が下がり、収入を確保することが容易ではありません。そうした軽貨物の運送事業者を支援したいと、マッチングサイト「サポロジ」を始めたのが、福岡市にあ…

農業を世界に発信する大商談会

農林水産物の大商談会「アグリフードEXPO東京」(8/23(水)・24(木)開催予定)の出展者募集が、2月17日から開始されました。同商談会は今回で16回目ですが、日本政策金融公庫が主催し、農林水産事業者の輸出拡大を支援する国内屈指の大規模なイベントです。 コロ…

世界が認めた前掛けは腰にいい

日本文化の一つである、酒屋さんやお米屋さんの仕事着・帆前掛けは腰にいいと言われます。前掛け専門店の(有)エニシングのホームページでは、前掛けが腰にいい理由を説明しています。 東京都調布市の整骨院の先生によると「前掛けを締めると、腸骨を締めるこ…

前掛けを日本文化として世界に広める小企業

失われゆく日本文化である前掛けを世界に広めたい。その思いを形にして、世界60ヵ国に前掛けを輸出する小企業があります。2000年に創業した(有)エニシング(東京都)です(日本政策金融公庫総合研究所『調査月報』No.172 P42-45「伝統ある日本の前掛けを世界…

創業のデスバレーを乗り越えた模範的方法

多くの起業家が創業から3年以内に倒産・廃業してしまうことから、創業後の3年間をデスバレー(死の谷)と呼びます。そのデスバレーを斬新な方法で乗り越えた起業家がいます。滋賀県栗東市で冷凍餃子の通信販売を行う「餃子屋はまだ」(2021年4月創業)の濱田…

体育教師がトラック野郎になり「長生きカレー」を移動販売

国内最大の創業支援機関である日本政策金融公庫は、ホームページで特色ある創業事例を紹介しています。いずれも個性的な物語があることから、「story」と名付けて掲載しています。その中に、今年5月に新潟県上越市で創業した「健康押し売りカレー」を販売す…

現実的な少子化対策を実践する美容院(鳥取県)

年頭に国が少子化対策に本気で取り組む姿勢を打ち出しましたが、民間でも自主的に取り組む動きがあります。鳥取県鳥取市でオーガニック白髪染め専門美容院を3店舗経営する(株)美染です。育児と経済的自立の両立に悩む女性を支える企業になることを目的として…

女子が席巻した高校生ビジネスプランコンテスト

本日、東京大学伊藤謝恩ホールで、日本政策金融公庫主催の「高校生ビジネスプラン・グランプリ」最終選考会が開催され、ファイナリスト10組による若さあふれるプレゼンテーションが行われました。冒頭で岸田総理のビデオメッセージが披露され、スタートアッ…

スタートアップは高校生から!育てる国家プロジェクト

年間26,000先の創業者を金融支援している日本政策金融公庫は、国内最大の創業支援機関です。公庫は、高校生からスタートアップを生み出すプロジェクトを10年前から行っています。 「高校生ビジネスプラン・グランプリ」と名付けた高校生によるビジネスプラン…