子供の足を鍛える長木保育下駄

 弱りがちな子供の足を強くする木製履物を製造する小企業が、愛媛県長浜町にある(有)長浜木履工場です(日本政策金融公庫総合研究所『調査月報』No.174 P30-31「伝統的な木製履物を次の世代へ」)。

 足裏のアーチを復活させ、体のゆがみを取り、心も落ち着かせるという様々な健康効果があると言われる下駄ですが、同社は、子供たちの健康を育みたいと長木保育下駄を製造しています。

 上級者向けに一本歯下駄も製造していますが、こちらは愛媛県のブランド「すごモノ」に指定され、愛媛百貨選のホームページで紹介されています。全国の幼稚園・保育園でも遊具に取り入れられているそうです。

 子供の足を鍛えて健康を守るというアイデアは、多くの保護者に受け入れられ、広がる予感がします。

 (有)長浜木履工場の社長は齊藤若子さんという女性ですが、長木保育下駄は、女性の感性が活かされたすばらしいビジネスだと思います。