2022-01-01から1年間の記事一覧

政策起業家が男性育休取得義務化を実現

NPO法人フローレンスの代表である駒崎弘樹さんは、男性育休取得義務化も実現しました(駒崎弘樹『政策起業家―「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』筑摩書房)。 2010年から「厚生労働省イクメンプロジェクト」の立ち上げに関わり、男性の育休取得率…

政策起業家がこども宅食を全国展開

コロナ禍でこども食堂からこども宅食への進化を生み出したのは、政策起業家でした。 NPO法人フローレンスの代表である駒崎さんは「子どもの貧困」に対処するため「わんがんこども食堂」を2015年から始めました(駒崎弘樹『政策起業家―「普通のあなた」が社会…

政策起業家が児童扶養手当と保育士の給与引き上げを実現

ひとり親を救う活動を政策起業家がリードしました。 NPO法人フローレンスの代表である駒崎さんは、ひとり親の児童扶養手当てが低すぎる問題に取り組み、2015年に「ひとり親を救えキャンペーン」を起こし、ネット署名を4万近く集めて菅官房長官に手渡し、36年…

政策起業家が作った日本初の障害児保育園

障害児を預かる保育園を作るという難問に挑戦し解決したのは、政策起業家でした。 NPO法人フローレンスの代表である駒崎さんは、杉並区の協力を受けて、2014年に医療的ケア児を預かる障害児保育園「ヘレン」を作りました(駒崎弘樹『政策起業家―「普通のあな…

政策起業家が作った「おうち保育園」が国策に(by駒崎弘樹)

今では当たり前となった小規模認可保育所ができた背景には、一人の民間人の全身全霊をかけた努力がありました。 2008年、NPO法人フローレンスの代表である駒崎弘樹さんは、待機児童問題を解決するために保育園を作ろうと志し、預かる子供が20人以上いないと…

「普通のあなた」が社会のルールを変える(by駒崎弘樹)

「社会づくりに関わる政策起業家をみんなで目指そう」とNPO法人フローレンス代表の駒崎弘樹さんは言います(駒崎弘樹『政策起業家―「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』筑摩書房)。 政策起業家とは「官僚や政治家だけでは解決できない複雑な政策課…

人が主役の無人書店(奈良市)

Amazonなどのネット書店の勢いに押されて、まちの書店は苦境が続いています。そのなかで、生き残り策のヒントとなる書店が、奈良市の旧市街地ならまちにあります(日本政策金融公庫調査月報No.163 P42-45)。 「Naramachi BookSpace ふうせんかずら」は、(有…

資本主義が行き詰まり、小企業の時代がやってくる

「日本が避けて通れない今後の課題は人口減。資本主義は人口増加を前提にしてはじめて成立する。人口減がこれだけ進行しても、相変わらず人間の替えはいくらでもあることを前提にした制度設計がなされている」と内田樹神戸女学院大学名誉教授は言います(内…

コロナ禍で売上ゼロからⅤ字回復した「遊びの予約サイト」(by山野智久)

遊びの予約サイト「アソビュー!」を運営するアソビュー(株)はコロナ禍で2020年の4月と5月の売上が前年比5%、ある週はゼロに落ち込みました。それが8月には前年比232%までⅤ字回復しました。この急回復の要因が教訓に満ちています(山野智久『弱者の戦術 会…

「農業はホワイト化で蘇る」(by新井毅)

「そこそこ以上の所得、適正な労働・生活環境、仕事のやりがいの3つを生み出すホワイト化ができれば、日本の農業は蘇る」と、新井毅氏は言います(新井毅『稼げる農業経営のススメ 地方創生としての農政のしくみと未来』築地書館)。 新井氏は、長年、農林水…

米子市に東京からの移住が増えている(NHKニュース)

3月15日のNHKニュースで、鳥取県への移住がコロナ前に比べて25%増加しており、増加率は全国一であると報道されました。2020年度の鳥取県への移住者は2,100人で、67%が30代以下、子育て世代の移住が増えているとのことです。 移住者の例として、東京から米…

米子市の人口増加(NHKニュース)に万歳!

3月11日のNHKニュースで、米子市の人口が2015~2020年にかけて転入超過であったと報道されました。全国最少の人口が減少し続ける鳥取県にあって、米子市が855人の転入超過だったことは明るいニュースです。 かつて山陰の商都と呼ばれた米子市は、今年、NHKの…

「中小企業活性化パッケージ」でコロナ禍を乗り越える✊

3月4日、経済産業省・金融庁・財務省が、「コロナ資金繰り支援の継続と収益力改善・事業再生・再チャレンジの促進」を目的とする施策「中小企業活性化パッケージ」を発表しました。内容は次の通りです。 ①セーフティネット保証4号の期限延長 ②政府系金融機関…

「やさいバス」が農業のDXを進める(静岡県牧之原市)

コロナ禍で光の見えるうれしい話です。 バス停を使った野菜の共同配送システム「やさいバス」が、静岡県から全国へ広がりを見せています。このシステムは物流を変化させるだけでなく、農業のDXを推し進めて生産性を大きく向上させる可能性があります。 「…

コロナ禍で生まれたニューサービス、オンラインバスツアー(香川県琴平町)

コロナ禍が障害となって、多くの企業が営業不振に陥っています。そんな中、新たな発想でコロナ禍を乗り切ろうと事業の革新に挑戦している中小企業が香川県琴平町にあります。観光バス事業を営む琴平バス(株)です(『日本公庫つなぐ』22号)。 同社はコロナ禍…

カブトガニ牧場で地元と世界を救う女子高生(岡山県立笠岡商業高校)

世界で唯一つのカブトガニ博物館を擁し、カブトガニ繁殖地の保護やカブトガニの研究に力を入れている岡山県笠岡市。その笠岡市で、カブトガニを養殖する牧場を作って地域を活性化するアイデアを岡山県の女子高生が思いつき、ビジネスプランにまとめました。…

ヤングケアラーの悩みにLINEで寄り添う看護師集団(鳥取県)

コロナ禍で介護の問題がこれまで以上に深刻化しています。その中でも特に問題視されているのが、ヤングケアラーへの支援です。家族のケアを担う子供の負担は大変重くなっており、大きな社会問題となっています。しかし、ヤングケアラーをどのように支援する…

中小法人・個人事業主のための事業復活支援金が1/31から受付開始

コロナの影響を受けて売上が減少した中小法人・個人事業主向けの国の支援金である事業復活支援金の受付が1/31から始まります。 法人は最大250万円、個人事業主は最大50万円まで支援を受けられます。 中小企業・小規模企業の方々にはぜひ広く活用していただき…

JKが切り拓くSDGsの未来

SDGsが声高に叫ばれるコロナ後の時代は、やはり女性が引っ張っていく。そう思うようなJK(女子高生)の快挙がありました。 日本政策金融公庫が主催する高校生ビジネスプラン・グランプリが今年で9回目を迎えました。毎年、応募が増え続けていますが、今回の…

日本の根本問題は、労働市場における女性と高齢者の低待遇

少子高齢化の進行で我が国の人口は減少に向かい、地方では過疎化が進み、地域社会の衰退がいたるところに見られます。これは表面的には人口減少が問題であるように見えますが、それは本質ではありません。現在の人口(2021年1億2,547万人)は1995年頃と同等…

灘高生が提案した「日本を復活させるソリューション」

本日、東京大学の伊藤謝恩ホールで、日本政策金融公庫主催の高校生ビジネスプラングランプリが開催されました。全国の高校生から寄せられたビジネスプラン3,087件から厳選されたトップ10が最終審査され、表彰されました。いずれも優れたプランで、今どきの高…

『小さな宇宙ベンチャーが起こしたキセキ』(by永崎将利)

人を成長させるのは大きな夢ではないか。そう感じさせてくれる事例が、スペースBD(株)の社長、永崎将利氏。日本に新産業を作りたいとの夢を見て、宇宙ビジネスの世界に知識ゼロで飛び込んだ元商社マンです(永崎将利『小さな宇宙ベンチャーが起こしたキセキ…