SDGsが声高に叫ばれるコロナ後の時代は、やはり女性が引っ張っていく。そう思うようなJK(女子高生)の快挙がありました。
日本政策金融公庫が主催する高校生ビジネスプラン・グランプリが今年で9回目を迎えました。毎年、応募が増え続けていますが、今回の応募作3,087件から最終選考会に残った10プランのうち、7つがJKの手になるものでした(以下は発表順)。
「ワクチン開発に役立つカブトガニ牧場」(岡山県立笠岡商業高等学校)
「生態系を維持するための狩猟技術スクール」(岡山県立高梁高等学校)
「規格外野菜を使った日焼け止め」(洗足学園高等学校)
「梅酢で糖度を増したトマト」(京都府立桂高等学校)
「在日外国人と帰国子女の交流の場」(東京学芸大学附属国際中等教育学校)
「生理難民のサポートアプリ」(香川県立高松高等学校)
「マイクロプラスチック公害を防ぐエコな肥料開発」(宮城県農業高等学校)
これらはいずれもSDGsを意識した先進的なプランでした。最優秀のグランプリは「エコな肥料開発」が、次点の準グランプリは「生理難民のサポートアプリ」が受賞しました。日本の基幹産業である農業の環境問題を解決するアイデアと、女性が抱える深刻な問題を解決するアイデアが、時代のニーズにマッチしている点が高く評価されました。「ワクチン開発に役立つカブトガニ牧場」も、新型コロナワクチンとの関連性が評価されて1月15日のNHK「おはよう日本」で紹介されました。
我が国の未来を切り拓くのは若い女性の感性である、と認識させられる話です。