2018-01-01から1年間の記事一覧

グラミン日本が成功するための鍵

日本の貧困問題を解決するために今夏、立ち上がるグラミン日本ですが、克服しなければならない課題があります。 小口融資を通じて起業・就労の機会を提供するビジネスモデルですが、既に日本には様々な小口融資の仕組みがあります。政府系金融機関の日本政策…

人口増加に役立つ祭(by小牧商工会議所)

「人口を増やすための仕掛けをどうすればよいか」は多くの地域の悩みですが、その答えを体感できるイベントを見てきました。昨日と今日、小牧市のパークアリーナ小牧で、小牧商工会議所が主催する「こまき産業フェスタ」が開催されました。 地元企業の事業活…

立ち上がるグラミン日本

バングラデシュで貧困問題の解決に大きく貢献したグラミン銀行が、今夏、日本に進出することが話題になっています。今月13日には、名古屋市でもグラミン日本準備機構によるワークショップが開かれました。 グラミン銀行は大学教授のムハマド・ユヌス氏が立ち…

5,175社もの事業者を支援するビッグな商工会(守山商工会)

名古屋市で最も緑あふれる守山区の中にある守山商工会は、全国2位の会員事業所数(5,175社)を誇るビッグな商工会です。地域の小規模事業者の育成や地域の活性化を図る経済団体として、無担保無保証人の融資制度(マル経融資)、中小企業診断士によるアドバ…

障害児教育の経済学的意味(by中島隆信)

障害児に教育を施す特別支援学校は年々増えて、2017年で1,135校、在学者数14万2千人、教員数8万4千人。そこでの生徒1人当たり教育費は年間725万円、普通校の7〜8倍に上るそうです(中島隆信『新版 障害者の経済学』東洋経済新報社)。 ここまで費用をかけて…

愛知県のGRPが全国2位に

名古屋市の河村市長が、あるイベント(美容あいち会館の竣工記念式典)の挨拶でうれしいニュースを披露されていました。GDPの都道府県版であるGRP(県内総生産)で、愛知県が、大阪を抜いて東京に次ぐ全国2位になったそうです。 平成27年度(2015年度)…

成功するとは心の持ち方(by井指好康)

三河の名コンサルタントの井指好康さんは、「成功するとは心の持ち方」といいます(井指好康『中小企業の経営極意 裏と表とそのあいだ』幻冬舎)。 まず成功のかたちを決めておき、日々ニコニコしながら暮らせるのが成功者。お金持ち=成功ではないと指摘し…

中小企業の経営の極意(by井指好康)

三河(豊川市)の経営コンサルタント井指好康さんは、コンサルティングの際に心がけていることは「社員の心の掃除」だといいます(井指好康『中小企業の経営極意 裏と表とそのあいだ』幻冬舎)。 業績が伸びないと悩んでいる経営者は、社員の心の掃除ができ…

水木ロードリニューアルのインパクト(境港市)

鳥取県の境港市で、水木しげるロードのリニューアルが進んでいます。 「車が主役の道」から「人を大切にする道」を標榜し、妖怪ブロンズ像を楽しく見回ることのできるロードへ、急ピッチで工事が進んでいます。歩道を拡幅し、路面を和の雰囲気で舗装しなおし…

ほめちぎることで蘇った自動車教習所(by南部自動車学校)

ある自動車教習所が、叱る指導からほめる指導に切り替えたことで、生徒数が増加し、合格率が上がり、事故率が下がった。そんな奇跡が三重県の南部自動車学校で起きたそうです(加藤光一『「ほめちぎる教習所」のやる気の育て方』KADOKAWA)。 ほめる指導に変…

『日本の経営者は奇跡的に無能』(by D・アトキンソン)

イギリス出身で金融アナリストという経歴を持ち、現在は小西美術工藝社の社長を務めるデービット・アトキンソン氏は「日本の経営者は奇跡的に無能」であると言います(デービット・アトキンソン『新・生産性立国論』東洋経済新報社)。 日本の労働者の質は世…

小出センター長のコンサルティング革命

セールスポイントを見つけて褒めて伸ばす小出流コンサルティングがなぜ優れているのか。それは、経済が拡大基調だった過去の時代とは逆に縮小に向かう現在、何が売れる商品なのかがわからなくなっているからです(小出宗昭『取引先を“稼ぐ企業”に変える方法…

まちづくり支援といえば日本政策金融公庫

地方創生を実現するには、まちのビジョンを示し、人を育て、働く場を用意するまちづくり支援が必要になりますが、それを最も効果的に行えるのが日本政策金融公庫です。 日本政策金融公庫は、2008年に国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫が…

創業支援を超える新しい支援のあり方

経済を成長させるには新しい事業が数多く生まれる必要があるので創業支援が重要、とこれまで言われてきました。しかし、創業支援だけを行っても、地域を支えるような事業が容易に生まれてこないことは、多くの支援機関関係者の知るところです。ここには大き…

成功確率を格段に上げる『起業の科学』(by田所雅之)

創業者は皆、成功する事業を立ち上げたいと考えます。ところが成功するかどうかはやってみないとわからない。だから誰もが不安を抱えながら創業する、というのがこれまでの常識でした。この常識が変わるかもしれません。それほどのインパクトに満ちた書籍が…

盛況だった日本政策金融公庫のUIJターンセミナー

2月3日に「東北でしごと+創業」UIJ応援フェスタが、4日に「移住&起業・事業承継・就農」新潟・長野・冨山UIJターン応援フォーラムが、東京都内で開催されました。日本政策金融公庫と東北5県、新潟・長野・冨山3県が主催したUIJターンセミナーです。 各セミ…

米子市の女性起業家がビジコンで大賞受賞!

経済産業省中国経済産業局が主催する中国地域女性ビジネスプランコンテストのファイナリスト発表会が1月25日に行われ、米子市のN.K.Cナーシングコアコーポレーション合同会社の代表かんべたかこさんが、大賞(中国経済産業局長賞)を受賞しました。潜在看護…

『人間中心のまち』を目指す米子市

地方創生の必要条件が脱・クルマ社会化だと藤井聡京都大学教授はいいます(藤井聡『クルマを捨ててこそ地方は甦る』PHP研究所)。クルマの利用を減らすことは、実現が困難と思われそうですが、米子市なら十分に実現可能です。 米子市は面積が132k㎡と小ぶり…

『クルマを捨ててこそ地方は甦る』(by藤井聡)

地方の衰退はクルマへの過剰依存が原因であり、クルマの利用をそこそこに抑えれば、地方は見違えるほど活性化する、と藤井聡京都大学大学院教授はいいます(藤井聡『クルマを捨ててこそ地方は甦る』PHP研究所)。 皆がクルマを使うようになるクルマ社会化に…

鳥取県の16市町が移住フェアで魅力を発信

本日、東京都の東京交通会館で、鳥取県の移住フェア「住む×働く×鳥取県」が開催されました。住みたい田舎ランキング1位、女性のストレスオフランキング1位、通勤時間の短さ2位、待機児童数ゼロで1位と、暮らしの魅力がいっぱいの鳥取県をPRすべく、先…

サービス業の生産性を高める大事な前提(米子市)

サービス業の生産性を高めることが日本経済復活のカギであると言われ、各種の提言がなされています。小出宗昭f-Bizセンター長の言う「伴走型支援」(企業の美点を伸ばすよう継続的にフォローする)、冨山和彦経営共創基盤代表の言う「ベストプラクティスの共…