人口増加に役立つ祭(by小牧商工会議所)

 「人口を増やすための仕掛けをどうすればよいか」は多くの地域の悩みですが、その答えを体感できるイベントを見てきました。昨日と今日、小牧市のパークアリーナ小牧で、小牧商工会議所が主催する「こまき産業フェスタ」が開催されました。
 地元企業の事業活動を広く市民に知ってもらい、市民と企業の交流を促進して地域産業を活性化することを目的としたイベントです。100企業・団体が出展し、訪れた多くの地元市民と交流を行いました。「企業と市民の交流」がコンセプトですので、企業が提供する製品やサービスを体験できる楽しいブースがたくさん並びました。職業ミニ体験コーナーやクイズコーナーも出ていました。お年寄りや家族連れがそれぞれのブースに笑顔で並び、どこも盛況でした。
 小牧商工会議所女性会太鼓同好会「吉乃」による和太鼓演奏や、小学生によるキッズダンス、小牧工業高校マーチングバンド部による吹奏楽演奏なども行われ、祭に花を添えました。
 同じ会場内で、小牧市と周辺の5つの高校の生徒が、自分たちの活躍を紹介する産業教育の祭典「あいちさんフェスタ2018」も同時開催されました。企業活動に加えて、産業教育活動の内容も披露することで、教育から就業までの一貫した住民サポートを行っていることを伝える巧みな演出だと思います。
 地元市民に地元の企業や産業教育のことを知ってもらい、地域への愛着を持ってもらおうというこのイベントは、現代の祭のあるべき姿を示しています。企業・学校・市民が一体となって地域を盛り上げる、すばらしいイベントでした。