小さな企業は実は強い(by岩崎邦彦)

 小さな企業は販売力などが弱く、大企業との競争に勝てないのではないか。こんな疑問を、「小さな企業を強くするブランディング」と題した講演(2月28日)で講師を務められた岩崎邦彦静岡県立大学教授に遠慮なくぶつけてみたところ、返ってきた答えは「小さな企業だからといって弱いということはありません。企業の強さ弱さは規模に関係ないのです。むしろ小さな企業にこそチャンスがたくさんあります」という力強いものでした。
 確かに今は、大企業でさえ破綻リスクを抱える不確実性の時代であり、思い切って新しいことに挑戦したものが活路を見出す時代です。だからこそ、いろいろなことにチャレンジできる小企業にチャンスがあるのだと、岩崎教授は言いたかったのだと思います。
 「ジャングルに種を蒔くのではなく、砂漠に種を蒔く勇気が必要であり、それができるのが小さな企業です」という岩崎教授の言葉は、受講者全員にとって、大変励ましになりました。