渋沢栄一を目指す埼玉のリケジョが高校生ビジコンで準優勝

 参加505校、応募プラン5,014件という過去最高の盛り上がりを見せた今年度の日本政策金融公庫「高校生ビジネスプラン・グランプリ」で、準優勝したのは、栄東高校(埼玉県)の中藤凛音さんでした。

 中藤さんは、ウニ殻から炭酸カルシウムを抽出して建材を作る方法を考案し、環境ビジネスとして新産業を興すというプランを披露して準グランプリを勝ち取りました。そのプレゼンは非常に滑らかで最も熱にあふれ、本物の起業家のようでした。

 彼女は小学生の頃から、たくさんの夢をかなえるために起業家になる夢を持ち、勉強してきました。中学時代にアサリの研究を始めてウニの研究に発展させ、炭酸カルシウムを抽出する方法を発見しました。これを建材に活用するビジネスを数年後に立ち上げ、そのビジネスを売却した資金で次の社会課題を解決するビジネスを起こし、渋沢栄一のように連続起業家となって活躍するビジョンを持っています。

 連続起業家として手に入れた資金で巨大彫刻を作る芸術家にもなりたいという夢を持つ中藤さん。器の大きさがリアルに感じられる、すごい女子高生です。