名古屋がSDGsを達成する起爆剤となるビューティタウン

 令和という新たな時代を迎えて、名古屋もまた新しいまちに生まれ変わることが求められています。人口減少とリニアモーターカー普及に対応できる、生産性の高い、持続可能なまちづくりが必要だからです。
 市の予測では、令和5年をピークに名古屋の人口も減少していきます。リニアモーターカーが普及すれば、ストロー効果で首都圏にさらに人口流出が進むことが懸念されます。
 リニアモーターカーの導入は交通手段の急速な進歩になりますから、使い方次第では、首都圏からの人の流入を促すことも可能です。そのためには、名古屋に人を呼び込む強力なコンテンツが必要です。起爆剤となるのは、ビューティタウンでしょう。
 美容、エステ、ブティック、医療、飲食といった女性をきれいにするビジネスをビューティビジネスとして再定義し、その集積地であるビューティタウンを作るのです。女性の、女性による、女性のための美の産地、ビューティタウンの創造を提唱すれば、首都圏のみならず全国から女性が集まります。
 美を追求するサービス業の集積ができれば、為替レートの影響を受けない新時代の産地ができます。世界の先端レベルのものづくりの技術が、世界最高レベルの美を創り出すことにも活かされるでしょう。集積効果と製造業の技術の応用でサービス業の生産性向上という国家的課題も解決します。
 時代が令和に変わり次世代型のまちづくりが求められる今、名古屋はビューティタウンを目指すことでSDGs(持続可能な開発目標)を達成すべきでしょう。