東海はいわずと知れたモノづくり王国ですが、円高により苦戦が続いています。もっとも、モノを作って輸出すれば円高が進むわけですから、モノづくり依存型の経済は、必ず限界にぶつかります。どうすればよいでしょうか。
答えは、サービス業の振興を図ることでしょう。特に、女性による女性のためのサービス業の集積を作ることが有効と考えられます。たとえば、美しくなりたいという女性の欲求を満たすために、美容、エステ、検診サービスを核にして、ブティックや飲食店も巻き込んでビューティタウンを作り出すことが考えられます。美に対する女性の欲求は無限大です。そのニーズを満たすビジネス（ビューティビジネス）は、円高でも海外に移転しません。製造業の集積（産地）を大事に育てる発想がこれまではありましたが、これからは、無限の需要を生み出すサービス業の集積を作り育てるという、新しい次元で勝負すべきでしょう。
女性のためのサービス産業の集積をつくることが、まちを元気にして、内需を拡大し、為替の安定にも寄与してモノづくり王国を救うことにもつながると思います。
