人口減少で需要が縮む地方で、事業を起こして成功することは容易ではありません。実際に地方でまちおこしに取り組み、成果を出している木下斉さんは、成功のポイントが3つあるといいます（木下斉『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』ダイヤモンド社）。
1つ目は、開業前に営業して集客の目途が立った商品やサービスを扱うこと。何が売れるかわからない時代に、いきなり商品やサービスを売り出すのは危険です。あらかじめ試験販売して手応えをつかんでおくことが必要です。
2つ目は、従業員や相談先に優秀な人材を確保すること。企業は人なり。良質な人脈を確保してスタートすることが必要です。人手不足が経営問題になっている今こそ、あえて優秀な人材を確保しなければなりません。
3つ目は、初期投資額はできるだけ抑えること。最初からお金をかけすぎると、失敗した時に取り返しがつきません。小さく生んで大きく育てることが必要です。安易に借入に頼るのは危険です。
創業は易く、守成は難し。事業は続けることに意義があります。そのためにも、この3つのポイントを押さえることは重要です。
