中小サービス業の生産性向上ガイドライン(経済産業省)

 2月4日、経済産業省が、中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドラインを発表しました。
 サービス業の生産性向上は、「付加価値の向上、革新ビジネスの創出」と「効率の向上」から達成されると定義し、前者を実現する手法として「新規顧客層への展開」「商圏の拡大」「独自性・独創性の発揮」「ブランド力の強化」「顧客満足度の向上」「価値や品質の見える化」「機能分化・連携」「IT利活用」を、後者を実現する手法として「サービス提供プロセスの改善」「IT利活用」を上げ、45の事例(ミシンカフェを併設した手芸用品店、高齢者をターゲットにした家電小売店子育て支援タクシー、要介護者向け理美容業、授乳服の企画販売、トヨタ生産方式を導入したクリニック、など)を紹介しています。
 サービスの生産性という捉えどころのないものを何とかして捉えて、地域の中小サービス業に参考にしてほしいという制作者の想いが伝わるすばらしいガイドラインです。ぜひ多くの事業者に参考にしていただきたいと思います。