焼いて食べる「もなかアイス」(岐阜県)

 岐阜県飛騨市にある(有)牧成舎は、1897年に創業し1984年に法人化した乳製品メーカーです(中日新聞社経済部編『元気のタネ がんばる東海の企業』中日新聞社)。
 創業当初は牛乳とコンデンスミルクを製造していましたが、バター、ヨーグルト、チーズへと製品の幅を広げ、1988年からはアイスクリームの製造を始めました。
 同社の目玉製品は「白の命(牛乳)」「もなかアイス」と「フレッシュモッツァレラ(チーズ)」です。ハードタイプである「もなかアイス」は、オーブンで20〜30秒焼くと皮がぱりぱりしておいしさが増します。焼いて食べるアイスという常識を覆す食べ方がテレビなどで話題になりました。
 2011年には、日本酒の肴にもなる「モッツァレラチーズのだし溜り漬け」を発売しました。
 同社からアイデア乳製品が次々と生まれるのは、牧田礼子社長が女性的な感性を活かして乳製品の可能性を追求しているからでしょう。次はどんな乳製品が出てくるか、楽しみです。