小さな企業が「ほんもの力」を強化するには、3つの絞りが必要であると、岩崎邦彦静岡県立大学教授は言います(『小が大を超えるマーケティングの法則』(日本経済新聞出版社))。
第1に商品を絞ること。
第2に想定ターゲットを絞ること。
第3に知恵を絞ること。
価格競争に陥らないためには、質をアピールしなければならない。質の良さをアピールするには、品質の手がかりを提供しなければならない。そのためには店舗の外観、看板、従業員の外見、パッケージにこだわること。それによって商品の価値を示すことができる、と岩崎教授は言います。
目に見えない価値をいかに表現するかについての、示唆に富む指摘だと思います。