ビューティビジネスが孕む無限の可能性

 今、求められるニュービジネスの条件は、新しい需要を生み出すことです。そうでないと既存の需要を奪い合い、過当競争をますます激しくする事態を招きます。
 新しい需要を考える時、真っ先に思い浮かぶのが女性のニーズです。そういうと、生活者や主婦としての側面がイメージされがちですが、そもそも女性ならではのニーズといえば、美への欲求でしょう。美しさへの憧れは、年齢に関係なく、いくつになっても抱き続けるものです。美への欲求は、限界がありません。それを満足させようとするビジネスがあれば、無限に伸びていくでしょう。そういう意味で、ビューティビジネスには、大きな可能性が潜んでいます。
 女性を美しくするビジネスをビューティビジネスと定義すれば、既存の事業にもその萌芽が見られます。美容、エステ、ネイル、ブティック、整形、飲食など、多くの分野で女性を美しくするための事業が伸びている様子がうかがえます。
 (株)ビーファーストは、春日井市を中心に、小牧市名古屋市北部まで美容、エステ、ネイル、マッサージ、飲食事業をグループ企業5社42店舗で展開しています(あいち産業振興機構HP「翔 魅力ある愛知の中小企業」より)。こうした企業はビューティビジネスのよい事例だと思います。
 女性が求める美を実現するビジネス。それがビューティビジネスです。ベンチャービジネスよりも確実で、必要性が高いものといえるでしょう。