インターンシップで若者起業を支援(岐阜)

 岐阜をチャンスのあふれる地域にしたい。そんな思いからNPO法人G-netは、大学生に就業体験を積ませるインターンシップに取り組んでいます(日本政策金融公庫総合研究所『調査月報』2012年9月号)。半年〜1年に及ぶ「ホンキ系」のプログラムは、企業と学生の両方を熱くし、2003〜2011年で延べ150社が延べ228人の学生を受け入れました。受入先の企業で学生が取り組んだ新規事業は40件、起業した学生は13人いるそうです。起業した学生がインターンを受け入れる動きも出ており、「ホンキ系インターンシップ」は地域に根付きつつあります。2007年からは創業支援事業にも乗り出し、創業相談やセミナー、インキュベーション施設の運営なども行っています。
 代表理事を務める秋元祥治さんは、創造的人材の育成と21世紀のまちづくりの成功事例を岐阜から作り出すと述べています。若者の起業で地域が活性化することは、まちづくりの理想です。ぜひ実現してほしいと思います。