日本一の起業支援家が東海にいるという幸せ

 富士市産業支援センター(f‐Biz)の小出宗昭センター長は、誰もが認める日本一の起業支援家です。静岡銀行からSOHOしずおかに出向し、以後、はままつ産業創造センターを経て、現職にあります。2008年に銀行を退職され、株式会社イドムを設立し、f‐Bizの運営を受託しています。今は御自身が一人の起業家です。ほめて伸ばすコンサルティングと、地域の企業同士を結び付けるマッチングが巧みで、成功例は数え上げると切りがありません。
 主婦のやる気を後押ししてオープンさせた抱っこひものネット販売(女性起業家大賞最優秀賞)、スポーツ栄養士と弁当屋をマッチングして開発したスポーツ弁当(静岡県ニュービジネス大賞)、リングの作者が書いたホラー小説を印刷したトイレットペーパーなど、企業のポテンシャルを引き出してアイデアあふれるビジネスを世に送り出しています。まさに新しい価値を世に広めているのです。
 小出センター長は、数々の功績が認められ2005年に「Japan Venture Awards経済産業大臣表彰を受賞されましたが、受賞を機に、その活躍はますます勢いを増しています。最近では「次から次と成功する起業相談所」「小出流ビジネスコンサルティング」と現場感覚に訴える著作を続けざまに発表されました。どちらも読めば必ず元気が出る、すばらしい著作です。
 日本一の起業支援家がいる東海地方は、明るい未来が開けているといって間違いないでしょう。