小企業が新型コロナ・ショックを乗り切るには

 新型コロナウイルス騒動の影響が経済活動にもおよび、中小企業、特に小企業に甚大な被害をもたらすことが懸念されています。政府は大規模な経済対策(10日発表予定)を検討していますが、小企業も自衛策を取る必要があります。
 第一に、資金繰りに余裕を持たせることです。現状が負債過多でなければ、借入して手持ち資金を確保しておくことが重要です。逆に負債過多の状態にあるなら、返済条件を緩和することを借入先と交渉しましょう。
 第二に、サポーターを5人確保することです。大抵の危機は、サポーターが5人いれば乗り切れます。レジリエンス(精神的回復力)の研究では、サポーターを5人確保すると、ハードワークでも心が折れないといわれています。
 第三に、頼れる経営相談先を持つことです。商工会議所・商工会、よろず支援拠点、Bizモデル相談所、税理士事務所など、経営相談に乗ってもらえる先は沢山あります。信頼できる相談先となじみになっておきましょう。
 先が見通せない難しい状況ですが、小企業だからできる身軽さで変化に対応することが求められています。