f-Biz型支援のすごさ

 今や日本一の中小企業支援機関といっても過言ではないのが、f-Biz富士市産業支援センター)です。相談した企業の7割以上が売上増を達成し、月間の相談数は400件に上るそうです。
 「成果の出る支援機関」というキャッチフレーズで評判を呼び、全国に同種の機関が増えつつあります。最近では自治体と連携して設立されるケースが増えており、地方創生の目玉としても注目されています(OKa-BizAma-biZSeki-Bizなど)。
 f-Bizの支援は何がすごいのか。伴走型支援とも呼ばれていますが、それだけではすごさの秘密はわかりません。実は、ブランディングと営業の観点から、企業の強みを引き出して顧客層に伝えることで、業績改善という具体的な結果につなげるところがすごいのだと思います。
 企業と顧客をつなぐ媒介役として大きな機能を発揮するf-Biz。6月30日には、創業融資で実績のある日本政策金融公庫の役席(名古屋創業支援センター所長と沼津支店融資課長)が訪問して情報交換したそうです。公庫f-Bizは2013年8月に連携強化の覚書を締結しています。新しい動きが出てくるかもしれません。