商工会議所がキャリア教育を積極的に推進

 日本商工会議所がまとめた『商工会議所キャリア教育活動白書』によると、アンケートに回答した商工会議所の7割以上が、「インターンシップ(就業体験)」や「職場体験」などの事業を実施しており、学校、学生と中小企業をつなぐ取組みに力を注いでいることがわかりました。
 同白書では、三島商工会議所が行う三島市少年少女発明クラブや半田商工会議所が行う半田教育改革協議会、瀬戸商工会議所が行う瀬戸キャリア教育推進事業、桑名商工会議所が行う桑名方式インターンシップの取組みが紹介されています。
 瀬戸キャリア教育推進事業は、中学生を対象に「生きがい働きがい講座」「職業講座」「マナー研修」「コミュニケーション講座」と職場体験学習を実施するものと、小学生を対象に貿易ゲーム、カイゼンセミナー、瀬戸版ドリームマップ、レンガアートを実施するものからなります。これらを通じて将来を見通した学習意欲の拡大につながったとの報告がなされています。瀬戸商工会議所は、キャリア教育推進連携表彰の優秀賞を受賞しました。
 学校と中小企業を直接結び付けるものとして、多くの商工会議所がキャリア教育に積極的に取り組んでいます。中小企業支援は人材育成からという大切な取組みだと思います。