ちいさな企業成長本部が岐阜で開催

 本日、岐阜駅前にある岐阜大学サテライトキャンパスで、ちいさな企業成長本部が開催されました。中小企業庁が主催し、中小企業・小規模企業向け政策のニーズを聞き取る会議です。昨年度、ちいさな企業未来会議として行われたものを新政権が格上げしたものです。
 会議には、中小企業経営者10名、支援機関担当者3名、自治体課長クラス2名が参加し、経済産業大臣政務官中小企業庁長官と活発な意見交換が行われました。
 支援策を活用して経営改善に成功した企業が参加しており、新連携地域資源活用プログラム経営革新計画認定事業などの施策の良い面についての言及が多々ありました。
 他方、国・県・市で支援策のメニューは膨大に揃っているものの、それらの情報が事業者になかなか届かない問題をどう解決するかについて、中小企業庁側も強い問題意識を持っているようでした。助成金と専門家派遣事業が施策の目玉と位置付けられていましたが、それらの使い方にも工夫が必要との突っ込んだ議論が行われました。
 若者が中小企業で働くことに夢を抱けるようなビジョンを国に示してほしいという中小企業経営者の意見からは、中小企業の面白さを様々な媒体が広める必要があると感じました。
 中小企業の現場の声を行政のトップが聞き取るこうした会議は、これから他の地域でも行われ、6月に取りまとめが発表されます。すばらしい提言が生まれることを期待しています。