2012-01-01から1年間の記事一覧

生産性向上の議論は需要創出を目的とすべき

人口が減少し、労働力人口も減少するので、これからは生産性を高めなければならないという議論がよくなされます。しかし、この議論は供給側に偏っており、ミスリードしています。重要なのは、供給力の向上よりも需要の創出を考えることです。需要が減少して…

岐阜県長期構想にみる「人口減少時代への挑戦」

大都市圏を除いて、既に全国的に人口減少が始まっていますが、適切に対処している地域はあまり見られないようです。そんななかで「希望と誇りの持てるふるさと岐阜県を目指して〜人口減少時代への挑戦〜」という長期構想を昨年3月に発表した岐阜県は、注目す…

起業家教育は小学校から

我が国の開業率は、90年を境にして廃業率を下回るようになっています。創業が低調な状態が長く続いているわけですが、これが経済を低迷させる原因になっていると危惧されています。 創業を活性化するには、子供時代からチャレンジャー精神を育むことが重要で…

モノづくりを救うサービス産業の振興

東海はいわずと知れたモノづくり王国ですが、円高により苦戦が続いています。もっとも、モノを作って輸出すれば円高が進むわけですから、モノづくり依存型の経済は、必ず限界にぶつかります。どうすればよいでしょうか。 答えは、サービス業の振興を図ること…

ちいさな企業未来会議に参加しました

本日、ちいさな企業未来会議の地方会議(愛知県豊田市)にサポーターとして参加しました。中小企業庁長官が参加され、非常に重みのある会議となりました。 当会議では、小企業経営者や支援者から小企業政策についていろいろな注文が寄せられました。小企業に…

経営の危険度を自己診断できるサイト

中小企業基盤整備機構が運営する中小企業ビジネス支援サイトJ-Net21には、経営自己診断システムという便利なコーナーがあります。これは、中小企業の財務データを入力すると、自動的に財務分析を行い、経営の危険度や注意すべき指標ワースト3、個別指標の診…

日本一の中小企業コンサルティング本

富士市産業支援センター(f-Biz)の小出宗昭センター長は、中小企業支援に関わる者なら誰もが知っている日本一の起業支援家です。全国を飛び回り講演会もなさっていますが、氏のコンサルティングノウハウをまとめた「小出流ビジネスコンサルティング」(近代…

厳しさが続く小企業の業況

日本政策金融公庫名古屋支店が、東海地区の中小企業動向調査結果を発表しました。この調査によると、今年1〜3月の業況が良いと答えた小企業は17.6%しかなく、悪いと答えた小企業は56.2%にも上りました。業況が悪いという小企業が過半を占めるわけですが、…

『デフレの正体』で読み解ける開業率の低迷要因

ベストセラー『デフレの正体』(藻谷浩介著)では、日本を覆う深刻なデフレの原因が、少子高齢化による人口構造の変化であることが明らかにされています。この視点は重要です。開業率の低迷も人口構造の変化で説明できるからです。 日本の開業率は、90年代以…

ちいさな企業未来会議に意見を投稿しました

ちいさな企業未来会議では、小企業振興策についての意見や提案を募集しています。私も過去、まとめた論文を4本(開業率の低下原因、北海道元気ビジョン、北海道元気ビジョン2、小企業の経営論)、お送りしました。参考にしていただけると幸いです。

ちいさな企業未来会議のサポーターになりました

中小企業庁が主催する「ちいさな企業未来会議」のサポーターに選ばれました。これから、東海地方の小企業を元気にする施策を情報発信していきます。 同じこの日、多治見市で開催された地方会議に参加しました。「小企業の存在をもっと若者に周知すべき」との…