女性・若者の起業者数が増えているという希望

 5月10日に発表された今年の小規模企業白書の中で、女性と若者の起業者数が増えていることが報告されています(P394、P396)。

 2012~2022年において、起業者数全体では513.9万人から465.7万人へと48.2万人減少する厳しい流れが続いています。その中で、女性の起業者は91.8万人から103.9万人へと12.1万人増え、29歳以下の起業者は7.6万人から11.3万人へと3.7万人増えています。

 人口減少が着実に進んでいる中で、女性や若者の起業が増えるという傾向は注目すべきことです。経済が縮小に向かう危機感から、なんとかしようという動きが女性や若者から表れているものと思われます。昨今のビジネスプランコンテストを女性が席巻する現象とも一致します。

 新しいことに挑戦しようとする女性や若者がこれからの日本を切り拓く。希望の光が見える話です。